僕の家族や親戚には、飲食関係の仕事をしている人が多くて、子供の頃から食生活はそこそこ充実していたと思います。
でも、僕自身はあまり食べ物にはこだわらないんですよね。
周囲の人と比べると、外食比率は低いし、自炊するにしても、凝ったものは作りません。
先月、1ヶ月ヨーロッパを旅してきましたが、キッチン付きのホステルに泊まる事が多かったんですね。
宿泊者の多くは、自炊してました。
朝はパン屋シリアル、夜はパスタを茹でてスパゲティ作ったり、炒め物を作ったりしてましたが、大抵は質素でした。
欧米人は、旅行中もあまり外食しないんだろうか・・・と思ったりもしました。
もちろん、お金がある人で、短期の旅行ではグルメを楽しんだりするかもしれません。
ただ、若い長期旅行者は、あまり外食してないようです。
そもそも、ヨーロッパでは、気軽に外食できるとこがあまりないです。
ちゃんとしたご飯を食べようと思うと、そこそこ値の張るレストランにいかないと行けないんですよね。
チェーンのハンバーガショップか、ケバブくらいしかないところもあります。
そう言えば、海外で知り合った欧米人の旅人とFacebookで旅人になったりしてますけど、彼らはほとんど、食べ物の写真をアップしないんですよね。
海外の「インスタ映え写真」を見ても、仲間と遊んでいるシーン、絶景ポイントでポーズを取っている様子、アクティビティを楽しんでいる様子が多いです。
ちょうど、下記の記事が出ていて、「たしかにそうだな」と思いました。
世界三大料理のひとつである、フランス料理を生み出したフランス人さえ、食に対して質素と言うか、拘りがないんですよね・・・
他のヨーロッパ各国は推して知るべしです。
アメリカに行った時、現地で就職した日本人女性(配偶者と子供あり)と知り合ったんですが、「アメリカではピクニックに行くときも、簡単なランチボックス持っていくくらいで、凝った弁当を作ったりはしません。キャラ弁なんてありえません」と言っていました。
実際、現地ツアーのランチも、簡素なハンバーガーとかサンドイッチくらいで、まともな食事は出ませんでした。
一方で、僕の東京の友達の多くは、Facebookにグルメの写真ばかりアップしてます。
いわゆる「飯テロ」みたいな投稿も多いです。
最近、こういうのを見ていて、違和感があるんですよねえ。
「食べ物にしか関心がないの??」
って思っちゃいます。
家でゆっくりしたり、どこかに遊びに行ったり、本を読んだり、映画を見たり・・・
日常生活にはいろいろあるじゃないですか。
なんで、食べ物ばかりクローズアップするんだろうって思っちゃいますね。
会社を辞めて、仕事をあまりしなくなり、沖縄に移住して・・・
という過程を経てみて、グルメに対する関心が以前よりも低くなったことに気付きました。
日常生活に余裕があり、満足していると、食に対する欲望が薄くなってくるんですよね。
日本人がこんなに食べ物にこだわるのは、ストレスに対する反動じゃないんだろうか?
とも思ったりします。
まあ、日本人に限らず、アジア諸国は食べ物が安くて美味しいし、外食する人も多い傾向があるので、日本の国民性というよりは、アジア全体の傾向と言えるのかも知れませんが。