労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です

最近の「ノマド」を自称する人たちってスケールが小さい感じがするんですよね。
カフェやマンガ喫茶で仕事するのがノマドじゃないでしょう?
あるいは、地方移住してフリーで仕事をするのもノマドじゃないんじゃないの?
・・・と疑問を持ってしまいます。

僕が何度かお会いした方で、「これこそノマド!!」という生活を送っていた(過去形)方がいます。

近藤雄生さんという方です。
この人は、東大工学部を卒業したのですが、吃音に悩み、普通に就職はせず、結婚してすぐに夫婦で海外に出ました。
世界各国を転々としながら、ライターとしてのキャリアを積んで、出版社に原稿を送ってお金を稼ぎながら、旅費を工面しました。
いまは世界一周系のWEBメディアがいくつかありますが、当時はそういうものはなかった(たぶん)ので、雑誌社に原稿を送っていたそうです。

そんな感じで、彼(ら)は2003年~2008年までの5年間、世界を転々としてきた。
帰国後は奥さんの故郷である、京都にお住まいです。

彼の5年間の旅の記録は「遊牧夫婦」のシリーズ3部作にまとめられています。

週末に最後の『終わりなき旅の終わり さらば、遊牧夫婦』を読みました。

本書(3冊目)は、旅の最後の1年について書かれています。
前の2冊では、ひとつの国に長く留まっていること多かったのですが、一気に中国からアジアを抜けてヨーロッパに到達し、アフリカに寄っています。
なので、旅行記が好きな方は本書が一番なじめるかと思います。

やっぱり、「ノマド」というからには、このくらいスケールが大きい方が良いものです。

ただ、最後の1年にもなると、おのずから将来への不安が湧いてくるようで、折に触れてそういう話題が出てくるんですよね。
やっぱり、不安ですよね~

僕の場合は、彼とは違うやり方を模索しているのですが、「こういう生き方もできるんだ」ということで、とても勉強になった本だったし、本人とお会いして学ぶことも多かったですよ。

やっぱりプロのライターとして生き残っているだけあって、普通の人の世界一周ブログや、世界一周本と比べると、文章も構成もしっかりしていて、読み応えがあります。

本書は、旅好きの人、新しい生き方を模索しているにはオススメです。


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