地方はのんびりしてるし、物価も安いし、人もやさしいし、最高だ!

なんてことを考えて地方移住して、失敗した人はたくさんいます。

沖縄には移住者が多いですし、移住者同士のコミュニティもあったりして、比較的移住しやすい場所なんですが、地元のコミュニティに入っていこうとすると、なかなか難しいものがあります。

沖縄の人たちは、地元が好きで、都会に出ない人も多いのですが、逆に地元で疲弊してしまっている人もいるんですよねえ。

沖縄と言えば、リゾートのイメージがありつつも、基地問題とか、成人式に大騒ぎする若者とか、シングルマザーや子供の貧困の問題があったりして、ギャップが大きい地域なんですよねぇ。

前置きが長くなりましたが、『ヤンキーと地元』、『裸足で逃げる』の2冊の本を読みました。

『ヤンキーと地元』は今年出版されて、沖縄でベストセラーになった本です。
他の地域ではさほど話題になってないようですが・・・

沖縄のヤンキーを10年間に渡って調査した社会学者の打越正行さんの処女作です。

ノンフィクションとも学術書ともいえない、中途半端といえば中途半端な本なんですけど、色々と勉強になるところが多いです。

ヤンキーカルチャーは「沖縄だから」という地域があるわけではなく、他の地方都市でも成り立つことだと思うのですが、経済環境が良くない中、学歴も職歴もないヤンキーは仕事が見つからず、地元の仲間同士で仕事を回しあいつつ、先輩後輩の確固たるヒエラルキー(上下関係)があって、出口がない状態に追いやられてしまうんですよね。

もう一冊の『裸足で逃げる』は上の本の著者の打越さんとの共同研究者の、上間陽子さんの著書です。
上間さんは沖縄出身なので、研究するにも土地勘がある人です。

こちらの本は、沖縄のキャバクラで働いたり、援助交際をする少女の調査記録です。

沖縄でなくてもそうなんでしょうが、風俗業に走る少女って、親からネグレクトされたり、虐待を受けたりした女性が多いですね。
で、その後の男性関係も大変で、悪い男にひっかったりしている。
なかには、良い男と出会えて、「まっとうな人生」を生きている人もいますが、そうでない人の方が多い。

沖縄はセックスに関する規範が緩いところはあるのか、未成年で子供作っちゃったりする人が結構多いんですよねぇ。
そういう場合、たいていは相手の男もだらしないので、結婚して家庭を支えたりはしない・・・
で、母子ともに貧困に陥り、水商売や風俗業で生計を立てざるをえない・・・

お金が十分にあって、地元の人間関係のしがらみがないのであれば、地方に移住するしても良いと思うんですが、地元の人たちは、故郷に留まることの閉塞感もあるんですよねえ。


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