会社を辞めましたが、仕事はしてます。

でも、「今のままで良いのかなあ」という思いは常にあります。

だからというわけではないけど、『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図』を読みました。

最近は、同じ著者の『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』が話題になっていますが、先に『ワークシフト』の方を読んだ次第。
広義のビジネス書と言っても良いと思うんですけど、学者の書いた本なので、内容は包括的、実証的で多岐にわたります。
逆に言うと、要点がつかみにくい嫌いはあります。

2025年の近未来に、仕事、働き方がどう変わっているかを俯瞰した本です。
日本語版は2012年に出ているので、すでに5年が経っています。
最近言われているような「働き方の変化」みたいなことは、この本でほぼ網羅されてしまっています。

最近なされている議論は、この本の部分的な焼き直しと言っても良いかもしれません。
目次を読むと、本書の内容の大まかな点は分かるかと思います。

*********************************
第1章 未来を形づくる五つの要因
要因1 テクノロジーの進化
要因2 グローバル化の進展
要因3 人口構成の変化と長寿化
要因4 社会の変化
要因5 エネルギー・環境問題の深刻化

第2章 いつも時間に追われ続ける未来――3分刻みの世界がやって来る
時間に追われることの弊害
時間に追われる未来を生む要因
時間に追われない未来をつくる

第3章 孤独にさいなまれる未来――人とのつながりが断ち切られる
同僚との気軽な関係の消滅
家族との関わりの希薄化
家族と家庭はどう変わってきたか?
孤独にさいなまれる未来を生む要因

第4章 繁栄から締め出される未来――新しい貧困層が生まれる
豊かさの新しい決定要因
「勝者総取り」社会で広がる格差
劣等感と恥の意識が強まる
ナルシシズムと自己アピールの時代
繁栄から締め出される未来を生む要因
暗い未来を抜け出す道はあるのか?

第5章 コ・クリエーションの未来――みんなの力で大きな仕事をやり遂げる
多様性はイノベーションの触媒
コ・クリエーションの未来を生み出す要因

第6章 積極的に社会と関わる未来――共感とバランスのある人生を送る
バランスの取れた生活を実践する
積極的に社会と関わる未来を生み出す要因

第7章 ミニ起業家が活躍する未来――創造的な人生を切り開く
ミニ起業家たちの「生態系」
ミニ起業家と創造性の未来を生み出す要因

第8章 第一のシフト―ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
なぜ、「広く浅く」ではだめなのか?
連続スペシャリストへの道
高い価値をもつ専門技能の三条件
未来に押しつぶされないキャリアと専門技能
あくまでも「好きな仕事」を選ぶ
高度な専門技能を身につける方法
移動と脱皮で専門分野を広げる
セルフマーケティングの時代
自分の刻印と署名を確立する
カリヨン・ツリー型のキャリアを築く

第9章 第二のシフト――孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
未来に必要となる三種類の人的ネットワーク
ポッセを築く
ビッグアイデア・クラウドを築く
自己再生のコミュニティを築く

第10章 第三のシフト――大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
仕事の世界の「古い約束事」とは?
「古い約束事」が崩れはじめた
お金と消費に最大の価値を置く発想
なぜ、私たちはお金と消費が好きになったのか?
消費より経験に価値を置く生き方へ
重要なのは選択肢を理解すること
自分で自分の未来を築く
<シフト>を実践する
*********************************

意外性はないですが、かなり想定できそうな未来像が具体的に描かれています。

思うんですが、本書で描かれている働き方の変化に対応できる人って、スキルのある一部エリートって感じですね。
普通の人たちは、2025年になっても、相変わらずこれまでと同じような働き方をしているんじゃないでしょうかね・・・

未来社会では、お金や消費ではなく、経験に価値を置くような社会になるというのが、最後の方にあります。

働き方によって、得られる経験が変わってくる社会が来るんですよね。

すでに、一部で来ている気もしますが・・・

今後の人生、バリバリ働きたいという気持ちはないですが、やりたいことやりながら、多少のお金を稼ぎ、貴重な経験を得るための道は見つけたいなあ・・・と改めて思った次第です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です