『弱いつながり 検索ワードを探す旅』(東浩紀)
発売後半年、読んでから2週間後と時間経ってしまったけど、レビューしときます。
深い論考はないですが、逆に読みやすい本です。
タイトルからは、ネットワークを論じたものと見えますが、むしろ前面に出ているのは、「旅」です。
簡単に書いておくと、日常の「強いつながり」の世界に身を置くと世界が狭くなる。
旅に出て「弱いつながり」に身を置くことで、自分の世界を拡大していくことができる。
ということを、旅先で感じたことを、現在のネット社会と繋げながら論じています。
現代版『書を捨てよ、町に出よう』(寺山修二)と言っている人がいましたが、言いえて妙です。
たしかに、ネットの世界は無限に広がっているように見えても、検索ワード、SNSのタイムライン、広告のいずれも、個人とその関係の世界に最適化されてしまっていて、自分の世界に自閉してしまっているんですね。
また、旅に出てリアルの世界に触れないと、分からないことも多々ある。
「新たな検索ワードを探す」という視点で旅を論じているというところは、ネット時代に即応した新しい視点しともいえるでしょう。
ちょうどネットでこんな記事を見つけました。
「旅に行くこと自体は、自慢できるものでもないし意味はない」それでも旅に出る理由を、旅作家 下川裕治が語る
http://blog.compathy.net/2015/01/07/professional-traveler-yuji-shimokawa/
下川さんは、旅人の視点から、近しいことを語られています。
現代という時代こそ、意識的に外の世界に出ていくことが求められていると言ってもよいのでしょうね……
イスラム国の邦人人質事件をきっかけに、日本社会がより自閉的にならなければいいな、と思います。

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