会社を退職してみて、「沖縄にロングステイしてもいいかなあ」なんて考えていて、昔読んだ沖縄関連本を再読してます。

『沖縄 時間がゆったり流れる島』(光文社新書) 宮里千里

沖縄出身のライターの本。
地元の人ならではの、深い知識と郷土愛に根差しつつ、より広く客観的な視点から語られていて、再読してみて改めて勉強になりました。
10年以上前に出た本ですが、古びてはいません。

ネイティブの方だけあって、内地の人間が気づかないような視点からアプローチされていて、勉強になるんですよね。
タイトルからすると、スローライフ的な本のように見えますけど、必ずしもそうではありません。
スローライフ的な視点はたくさん入っていますけど、主眼はそこではなく、沖縄の精神文化を語ったものです。

冒頭に「死亡広告」の話が出てきます。
沖縄の新聞は、死亡広告で紙面が埋まっている。
この不思議な(?)現象について、裏側にある沖縄の家族関係や死生観をひも解いていきます。

他にも、「沖縄の人は時間にルーズ」という事象に対して、背景にある文化、生活習慣を読み解いたり。
もともとは異文化であるだけに、「沖縄では〇〇」「沖縄の人は✖✖」みたいなレッテルを貼ってしまいがちですけど、そこから深堀していくと、現代日本人の生き方を振り返ることにも結び付いていく。

沖縄の文化を面白く学べるだけでなく、現代文明社会についても考えるヒントになる本でした。

ちなみに、著者名からは男女かよく分からないですが、著者は男性で、オジサマです。


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