『シルクロード悠遊』 (ちくま文庫) 色川大吉
積読状態でしたが、やっと読みました。
すでに絶版になってしまってますね。
1986年発刊の本なので、しょうがないと思いますが・・・
シルクロードは部分的には旅行したことありますが、いずれ陸路で横断したいという夢があります。
なので、関連書籍を買い集めていたんですね。
さて、著者の色川大吉氏は、縁起の良さそうな名前ですが、歴史学者です。
ただし、専門は近代日本なので、必ずしもシルクロードが専門ではないですね。
ちなみに、名前が似ていて紛らわしいですが、小説家の色川武大氏とは別人物です。
さて、この方の旅行した時点が結構昔のせいか、アフガニスタンはじめ、当時のソ連の衛星国家の状況は現在とはかなり異なっています。
そういう意味で、当時の状況を知る上では貴重だと思います。
ただ、情勢はだいぶ変わっているので、参考にはできない部分も多々あると思います。
現状が知りたい人は、違う本を読んだ方が良いでしょう。
でも、有名な歴史家の著書だけに、いま読んでも勉強になるところはたくさんあります。
シルクロードに関心のある人は、参考図書の一つとして読んでみると良いと思います。