労働者の皆さま、今日も一日ご苦労様です
「働き方」の教科書(出口治明)を読みました。
著者はライフネット生命の会長さんです。
実は、以前出口さんの講演を聞く機会があったのですが、とても勉強になったので、本も読んでみようと思った次第。
リタイアを考えている身でこういう本を読むのもおかしいですが、いろんな生き方を想定した上で、納得できる選択がしたいんですよね。
出口さんは今どきの経営者には珍しく(?)、知性と品性を感じさせる方です。
1万冊も本を読まれているそうで、教養のある方で、書籍や話の中で教養がにじみ出ています。
それでいて、鼻につかないのあ、この方の人格なんでしょうね。
自己啓発書は嫌いなのですが、本書は押しつけがましくもないし、安直に成功をちらつかせたりもしないし、実行が難しいことを要求したりもしません。
とても真っ当な本で、奇をてらったところもないですが、教えられるところは多かったですよ。
会社では、年齢によって与えられる役割がいかに変わっていくということが良く理解できました。
それでも、僕は「働かない」という選択肢を選びたいと思いますが。
その場合も、自分が学んだこと、経験してきたことを、それが有用かはさておいて、会社に残るこう後輩たちに引き継ぎつつ、後進に道を譲っていくという役割を果たさないといけないかな、と思いました。
出口氏はとても尊敬できる方ですが、ライフネット生命の業績は厳しいですね。
応援もかねて、株をちょっとだけ持っていたりもしますが、パフォーマンスも悪いです。
理念じゃメシは食えないというところでしょうかね・・・