『動員の革命-ソーシャルメディアは何を変えたのか』 (津田大介;中公新書ラクレ)

2周も3周も遅れた感がありますが、やっと読みました。
このままいくと積ん読で埋もれそうなので。

Twitterが普及し始めた2010年くらいからでしょうか?
新たな論客が多数出てきては消えていきました。

その中で残っている数少ない人が、この津田大介さんなんですよね。
SNS時代の若手論客の主張って、要約すると「ソーシャルメディアが出てきて時代が変わったぜ。これからは俺たちの時代だぜ。イエ~!」みたいな感じだったと思うんですが、津田さんは最初から、こういう人とは一線を画して包括的な視野を持ってたんですね。

この人はネットがなくても、ジャーナリストとして何らかの頭角はあらわしていた人かと思います。
(いまほど有名になっていたかはさておきですが)

ソーシャルメディアの出現を、「動員の革命」と捉えて、リアルワールドへの影響をかっちり語っていたのは先見の明があったな・・・と思います。

いま読むと古いところがある(と言ってもつい4年前に出た本なんですが)けど、改めて参考になる本でした。

最後の中沢新一&いとうせいこうとの対談が面白かったです。
デモ等の政治運動について語っていますが、反原発運動やSEALDsの失敗を予見するようなことを語っていますね。
政治運動って、どうやって人を巻き込むか?みたいなところを綿密に考えて戦略的にやらないとダメなんですよねえ。
主張そのものに現実性があるのか?というのはありつつも、戦略の失敗に負う部分は大きかったんじゃないかな?


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