久々の書籍レビューです。

ブータンという国に興味があります。
そんなわけで、『ブータン、これでいいのだ』を読みました。

ブータン政府に初代首相フェローとして、1年間ブータンで働いた御手洗珠子さんの著書です。
東大卒でマッキンゼー勤務というエリートで、ブータンから帰国後は、気仙沼ニットの代表取締役社長。
「美人社長」と言われていますが、外見的には、他の「女性社長」と違って肉食っぽくなく、柔らかい雰囲気を持っていて、美人系というよりは可愛い系な感じです。
しかし!
ブータンに関係する方から聞いたところでは、この方、ブータンでは現地人からあまり評判は良くなかったそうです。

まあ、人づてに聞いたことなので、何とも言えませんし、本を読む感じではあまりそういう印象は受けませんでしたがね。

書籍自体は、ブータン社会が良く分かって勉強になりました。

面白かったのは、ブータン人は手帳を持たず、頭で覚えられる範囲でしか予定を入れないということです。
なので、1,2日先くらいしか予定が入れられない。
時間の感覚がわれわれ日本人と全然違う。
だから経済発展しないんだ!とも言えるけど、時間に追われない生活を送ることができている。

男女平等だし、上下関係はあっても、日本ほど厳格なものではない。
庶民が国王に普通に会えたりもする。

あと、面白かったのは夜這いの文化が残っているということです。
実際、著者がヒアリングして、経験を聞き出しているのが面白かったですね。
簡単に恋愛も結婚もするし、ダメになったら別れる。
ユルいと言えばユルいのですが、ヘンに思い悩まなくてすみそうです。

関健作氏が仰っていたこととも通じますが、ブータン人は家族や仲間を大切にする。
幸せというのは、個人の幸せだけでなく、周辺の人々も含む。

ブータンは本当に「幸せの国」なのか?~関健作氏の講演会“幸せの国ブータン”が教えてくれたこと~

さらに、敬虔な仏教徒が多く、来世を信じているので、来世での幸せを信じている。
ブータンは日本人と比べても「幸せ」の概念が広いんじゃないかと仰っています。
「幸せの国」というのはそういうところも含めてなんだな・・・と思いました。


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