昨日は、『貧乏人の逆襲』という本を紹介しました。

カネがなくても楽しく生きられる~『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』~

Amazonで、この本を検索すると、一緒に現れるのが下記の本です。

『TOKYO 0円ハウス 0円生活』 坂口恭平著(河出文庫)

僕も、ほぼ同時期に2冊合わせて読みました。
たしかに、通底する考え方は似ています。

お金にとらわれなくとも、自由に満足いく人生を送ることができる。

本書は、ホームレス(という言い方は正しくないのですが)の家を取材した本です。

彼らの「家」は、意外に手が込んでいて、効率的につくられている。
その構造を手書きの図面(?)や写真で説明したり、そこに住む人々を文章で活写したりしています。

この本の多くが「鈴木さん」という路上生活者(という言い方もただしくないのですが)に割かれています。
彼は凄くて、自宅(?)建物も、発電も、家具も、必要なものは無料で調達して自分で作ってしまうんですね。
缶を拾って、それを売って月5万円程度の収入を得て生活していますが、缶の拾い方も工夫が凝らされていて合理的。
儲けはすべて飲食に充てる。
しかも、彼は自分が作った路上の家に彼女と同棲しているんですよね。
この鈴木さんは、非常にコミュニケーション力が高くて、多くの人が進んで協力するんですよね。

逆に言えば、円滑な人間関係を構築する力あれば、お金はなくても生きていけるということかもしれません。

路上生活者の中には非常に頭の良い人もいると言いますが、この鈴木さんなんかはそういう人のようですね。

惜しむらくは、どうして鈴木さんが積極的にそういう生活を選んでいるのか?
というところが、いまひとつ伝わってこなかったことです。

さて、鈴木さん以外にも、本書にはいろいろな路上の「0円ハウス」と、そこに住む人が紹介されています。
その間に坂口氏の自伝的な文章が挿入されたりしています。
ひとつひとつは面白いのですが、全体としてはちょっと散漫かなと思いました。

(活字本としては)著者の実質的な処女作のため、つい多くを盛り込もうとしてしまったのかもしれません。

僕自身、子供のころ空き地に秘密基地を作っていた身ですから、自分で作った極小の家に住むことには、すごく魅力を感じますね。
高級マンションとか、別に住みたくない・・・というとウソになりますが、自分の住処に高い金を払う必要はあまり感じません。


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