『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』を読みました。

日本の観光戦略に興味があったというよりは、著者のデービッド・アトキンソンに興味があったんですよね。

この著者、元ゴールドマンサックスのカリスマアナリストで、日本の不良債権問題を明るみにしたと言われています。
マネーゲームに嫌気がさして、日本の文化財を保護する小西美術工藝社の社長に転身。
異色の経歴を持つ人です。

元アナリストなだけあって、先入観や思い込みに囚われることなく、データを読み込み、そこから課題と解決策を抽出してくれています。
辛辣な意見も多々ありますが、客観性があるだけに、否定のしようがないですね。

投資家にとってもオススメの本ですよ。

国家の経済は人口規模に大きく依存するが、日本社会は少子化が止まらず、経済も弱体化せざるを得ない。
一方で、移民を受け入れようにも、言語や日本社会の構造から見て、容易ではない
「短期移民」すなわち観光客を増やすことが、今後の日本経済繁栄のカギである
ただし、「OMOTENASHI」の発想、ゆるキャラみたいなものは、観光客増加の起爆剤にはならない
・・・
みたいなところから、具体的な処方箋が示されています。

そこで示されているものは、凄く意外性のあるものではないですが、非常に納得性の高いものでした。

昨今の円安と中国経済の活況によって、日本経済は恩恵を受けてきましたが、今後が不透明ですね。
一時的な要因に流されず、世界から人々を呼び込んでいくための仕組みを作っていくことは、とても重要なことだと納得しました。


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