昨日に続いて、書籍のレビューをしたいと思います。

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』ビル・パーキンス (著), ダイヤモンド社

去年から読んでいたのですが、途中で中断した上に、読了した後も、本ブログで紹介する機会を逸しないまま、だいぶ時間が経ってしまいました。

 

本書は、広い意味ではFIRE運動・アーリーリタイアにもつながる本なのですが、類書にない特色を持っています。

セミリタイア本の多くは、「いかにして、リタイアできる資産を築くのか?」、「リタイアした後に、いかにお金を使わずに充実した生活を送るのか?」という点が強調されています。

ところが本書は、「できるだけ、お金を残さず、ゼロになって死ぬ」ということを重視してます。

Amazonのレビューにもありますが、この本はどちらかと言えば、富裕者向けの本で、著者もかなりの資産家と思われます。

要するに、お金を持っている人は、多額のお金を残したままに死んでしまいがちだが、ケチケチせずに、計画的にお金を使って、やりたいことをやり尽くすべき! ということです。

と言っても、無駄遣いを勧めているのではなく、自分にとって本当に価値のあることにお金を使うべきだということです。

ムダな事例として挙げられているのが、毎日スタバでコーヒーを買うという行為で、それを止めると、月に万単位のお金が浮くので、それを貯めて、例えば家族で旅行に行ったりすればよいのではないか・・・ということです。

もちろん、何に価値を置くかは人それぞれなので、何にお金を使うかは、その人その人が判断すべきことですが。

収入が多いからと言って、働き続けるのは良くない――といったことも主張されています。

もっとも、著者が紹介している例は、ちょっと極端すぎる(稼ぎ過ぎている)と思いますが。

ただ、若くしてセミリタイアする人は、お金を使わない人が多いので、恐らく、多くの方は、お金が途中で尽きて焦る・・・という人は少なく、少なからずお金を残したままで死んでしまう・・・という人の方が多いんじゃないかと思います。

僕自身もそういうタイプなんですが、本書で書かれているように、「やりたいことをお金を使え」と言われても、「お金を使わなくても、だいたいやりたいことはできるしなあ・・・」となってしまいますし、「お金を余計に使うことがむしろストレスになるし、節約するのが好きなんだよなあ・・・」と思ってしまいます。

根っからの貧乏性なんでしょうね。

バランスよくお金を稼いで、バランスよく使うことって、思いのほか、難しいものだと思います。

 

 


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