救急事態宣言中でステイホーム中心の生活しているので、本を結構読んでいます。

やっと、半沢直樹シリーズの『アルルカンと道化師』(池井戸潤)を読みました。

ドラマが放映している最中だったから、終了直後に発売されていたんですが、他の本を読んでいて、つい後回しになってしまいました。

半沢直樹シリーズの第5作目で、時系列的にはシリーズ第1作『オレたちバブル入行組』の前日譚にあたる。半沢が東京中央銀行大阪西支店へ赴任して間もない頃に起こった美術出版社の買収案件に端を発する物語。

ということなんですが・・・

これまでのシリーズが時系列に沿っていて、だんだんスケールが大きくなっていっていたんですが、どうしてもその前の出来事となると、スケールダウンしてしまうし、シリーズ5作目ともなってくると、マンネリ化する恐れもあります。

読んでみると、スケールダウンはしているものの、ミステリーの要素をうまく組み込んでいて、マンネリ回避しつつ、半沢直樹シリーズならではの、銀行や取引先のどろどろした権力闘争を絡めていて、安定の面白さです。

単純にミステリーとして読むと、トリックが作り込まれているという訳でもないんですけど、死んだ伝説の画家と、その画家が残した絵を巡って、お金と人間関係が絡み合って言って、半沢直樹が持ち前の正義感とごり押し力で解決してしく・・・という感じで、一気に読ませてくれます。

池井戸潤氏は、文章はそんなにうまいとは思わないし、登場人物が多い割に人物の書き分けがイマイチなところもあります(特に、敵役の性格が被っていて、混乱することもある)。

ただ、リーダビリーティーが高いし、構成がしっかりしています。

やっぱり、ドラマ化に向いている作品ですね。

時系列的な問題もあって、なかなかそのまドラマ化はできないんでしょうが、時系列的には後の出来事にして、これまでの登場人物をうまく活かしながら、脚本を書き換えれば、成立しうる気がします。

ボリューム的には、もう一作分くらいいるかもしれませんが、過去シリーズが高視聴率をたたき出していますので、テレビ局としては、全力でドラマ化に向けて動くんじゃないでしょうか?

そっちも楽しみにしたいと思います。


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