平日の観劇シリーズです。

国立劇場の『伊賀越双六道中』

伊賀越道中双六02

平日昼間の公演のせいか、2割ほどの空席。
仮名手本忠臣蔵の時は、平日でも満席だったんすけどね。
2014年12月にも同じ国立劇場で上演されているので、前回観た人が足を運ばないというのもあるかもしれません。

演目も役者も、「これが超目玉!」みたいなのはないので、地味と言えば地味です。
目玉と言えば、唐木政右衛門役の中村吉衛門でしょうかね。

伊賀越道中双六03

地味ではあるけど、いぶし銀のようなしっかりした作品でした。
僕は十分に理解できたとは言えませんが、通好みの演目かもしれませんねえ。

歌舞伎に良くある、仇討ものなんですが、物語はオーソドックスです。
ただ、2014年に44年ぶりに復活した「岡崎の段」は忠義を優先してわが子を殺害するという、現代日本人には理解しがたいところがあります。
この辺は、どうしても受け入れづらいところですが、それでも主人公の葛藤は良く伝わってきました。

印象に残ったのが、中村米吉演じるお袖。
若手ながら、女形として非常に色気もありつつ清楚な役を演じ切っていて、しかもコミカルな雰囲気も出ていて、ハッとさせられました。
将来が楽しみです。

大詰の「伊賀上野仇討の場」は、歌舞伎としてはスピード感があって、現代的な演出で見せてくれました。
ただ、ここはもう少し長めに時間を取って、見せ場を作って欲しかったかなあ・・・

伊賀越道中双六01


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