遅れましたが、金曜日に、以前、僕の勤務先で派遣社員だった方に誘われて劇団青年座の『砂漠のクリスマス』を観てきました。

砂漠のクリスマス
*ライトが強くて写真がうまく撮れませんでした。すみません。

劇団青年座の劇場は、代々木八幡/代々木公園駅の近くにあって100人くらい(それ以上?)入ります。
劇団青年座って名前だけは知ってたけど、見るのは初めて。
1954年立ち上げなので、50年以上やってるんですねえ。
西田敏行や竹中直人などの有名俳優も所属していたようですし、結構手広く活動やってるんですねぇ。

現在、こういう劇団って少なくなってる気がしますが、どうなんでしょう?

さて、初日の公演で、席はほぼ満席。

脚本はジョン・ロビン・ベイツというアメリカ人ですが、僕も知らなかったし、日本人にはあまり知られてないようですね。
一幕劇なのですが、脚本がしっかりしていたので、退屈はしません。

どうしても、アメリカの物語を日本人が演じていて、最初は違和感がありましたが、徐々に馴染めるようになりました。

カリフォルニアの砂漠地帯のリゾート、パームスプリングが舞台です。
登場人物は、以前ハリウッドで活躍したリタイア夫婦と、その子供の娘と息子、そしてアル中の伯母さんの5人だけ。

当初は裕福で平和な家庭に見えるのですが、徐々に、この家族が闇を抱えていることが分かっていきます。
最後まで登場しない、一番上の息子が家族の闇の原因になっており、物語の進行によって、家族間の確執が浮き彫りにされ、闇を抱える原因が明らかになっていきます。

まあ、これ以上のネタバレは避けておきましょう。

さて、アメリカ人って、日本人と比べると家族をとても重要視していて、それが多くのドラマを生んでるんですよね。

昔で言うと、『フルハウス』みたいな、色々小さな事件は起こるけど、基本は仲の良い家族・・・みたいな、一家で楽しめるホームドラマみたいなものが延々と作り続けられている。
その裏側で、映画や舞台で家族が崩壊していく物語が描かれる。
古典的なものとしては、アーサーミラーの『セールスマンの死』がありますね。
日本にもそういうドラマはあると思うけど、家族のドラマというのはアメリカよりは少ない気がするし、こういう風に色々なメディアで裏表としてあまり描かれないですよね・・・
日本の場合は、『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』みたいなアニメでは家族の作品が多いですが、子供目線で描かれることが多いですね。

本作で注目しておきたいのは、単なる家族のドラマではなく、政治のドラマでもある点です。
家族の対立が、政治的なスタンスの対立でもあったりします。
この辺も日本人にとっては、ピンとこない部分はあるかもしれませんが、アメリカ社会を知るには良い題材だったりします。
登場人物の言葉の端々に、アメリカ社会を象徴するようなことが出てきます。

僕たちが見るとすると、問題を抱えた家族が、エゴと関係性の中で、どういう出口を模索するのか・・・みたいなことが面白いと思います。
家族が抱えている人間関係の問題って、万国共通だったりしますからね・・・

ウチも形は違うけど、問題抱えてますから、他人事じゃないです(苦笑)

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