歌舞伎とシェイクスピアの音楽
北斎美術館の開館を記念して、墨田区が色々なイベントやっています。

すみだトリフォニーホールの尾上菊之助《歌舞伎とシェイクスピアの音楽》もその一つ。

シェイクスピア死後400年ということで、中身は葛飾北斎とはあまり関係なかったですが・・・

演目は下記の通り。

●第一部
河竹黙阿弥/『白浪五人男』浜松屋の場より弁天小僧菊之助の台詞 実演
素踊り『京鹿子娘道成寺』より鞠歌、恋の手習

●第二部
プロコフィエフ/バレエ組曲《ロメオとジュリエット》(抜粋)
ウィリアム・シェイクスピア作 坪内逍遥訳 長谷部浩編『ロミオとヂュリエット』による
語り:尾上菊之助

第一部は、化粧はせず、衣装も纏わず、舞台セットもない中での演技。
逆に、「純粋に芸を堪能する」という点においては、余計なもの(と書くと不適切ですが)がないのでとても良いかもしれません。
素踊り(衣装をつけず紋服での踊り)はテレビで何度か見てましたが、生で観ると、パッと空気が変わる感じが味わえて、やっぱり違います。

歌舞伎通のオジサンが知り合いにいますが、彼に言わせると、「まだ菊之助は十分に成熟できていない」とのこと。
正直、その辺は僕には良く分かりませんでしたが・・・

第二部は、菊之助が台本を朗読し、該当する楽章をオーケストラが演奏するという趣向。
朗読も演奏も素晴らしいんですが、せっかくの菊之助の存在感が薄くなっているのが残念でした。
朗読ではなく、芝居形式でやってもらえたらベストだったんですが・・・

贅沢言いすぎなのかもしれませんが・・・
実際のところ、公演時間は2時間で、30分休憩が入るので、実質は90分です。
歌舞伎の公演からすると、短く感じるんですよね。
なので、せめて内容を凝縮して欲しかった、というのがあります。

ちなみに、S席は事前に完売していたようですが、後方の席(A席)は空席が目立ちました。
s席5000円、A席4000円と、値段はさほど変わりません。
ただ、大きなコンサートホールなので、後ろの席だとステージが見えづらいんですよね。
オーケストラのコンサートならあまり問題はないですが、今回は演技や踊りもありますからねえ・・・

歌舞伎座や国立劇場の最安値の席は前方の席と比べて値段がかなり安いですが、それ比べても舞台との距離が離れていますから、価格設定はもう少し考えた方が良いと思いましたね。
後方の席はC席にして、3000円くらいで売ればよかったのに・・・と思います。
ちょっとセコい話になってしまいましたね。

あと、すみだトリフォニーホールは音響がとても良いですね。
音楽を聴いていて、とても厚みがある感じがしました。


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