仮名手本忠臣蔵

今回は『仮名手本忠臣蔵』第2部のレビューです。
過去記事は下記を参照ください。

『仮名手本忠臣蔵』@国立劇場 は長かった!

仮名手本忠臣蔵の観劇予習にはこれ一冊でOK

第2部は下記の通り。
浄瑠璃 道行旅路の花聟 清元連中
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
同   二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
七段目 祇園一力茶屋の場

例によって、11:00~16:15という5時間15分にもわたる長時間の公演。
途中35分と20分の幕間がありますので、実際は4時間強です。
それでも、長いですねえ。

仇討に関するメインストーリーに関するのは「七段目 祇園一力茶屋の場」だけで、大星由良之助が出てくるのは、第2部ではここだけです。
小説でも、映画でも途中で主人公が変わることはありませんが、歌舞伎の世界では、ひとつの演目の中で簡単に主人公が変わってしまったりしますね。

中心になるのは、サブストーリーに当たるお軽と勘平の恋愛物語。
この物語ってシェイクスピア劇を彷彿とさせる悲恋物ですが、改めて良くできているなあ・・・と思います。
恋愛関係にある男女が、運命のいたずらと、勘違いによって悲劇が起きてきます。
まあ、歌舞伎にありがちな設定のムリさは否めない部分はありますけどね。

ひとつひとつのシーンは荒唐無稽だったり無理があったりしても、物語世界が織物のように緊密に仕上がっていて、実に良くできているんですよねえ。
さすがは古典になるだけの作品です。

十分に予習して行ったので、物語の進行において行かれることはなかったけど、物語の進行がかなりゆっくりなので、途中でウトウトしてしまいました。
進行のスピードが現代劇の半分くらいなイメージでしょうか。
昔の人も、芝居の途中で寝たり、食事したりして、良いシーンになると集中して観たりしていたそうなので、僕の見方は間違ってないと思います(!?)。

国立劇場外観

ビジュアル的にも美しいシーンが多いパートでした。

勤労感謝の日に、5時間かけてゆっくりと芸術鑑賞するのって、ある意味贅沢だとは思います。

余談ながら、国立劇場は同じ三等席でも、1階と3階で椅子の広さ、前の席との幅が大きく違います。
今回は1階の方の三等席が取れたので、長時間でもだいぶ楽でした。
1階の三等席は、両端に位置してますけど、良い席だと一等席と隣接していたりして、お値段の割にはすごく良いのです。
発売直後に席は売り切れてしまいますが、会員の事前予約で瞬速で予約を入れると取れます。

国立劇場内装


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