暖かくて気持ちいい日でしたね。
連休最終日なのが残念です。
さて、新国立劇場に「ドンキホーテ」を観に行ってきました。
連休最後の日にふさわしく(?)、素晴らしい作品でした。
キトリ(ドゥルネシア)役の小野絢子さん、えらく上手いなあ・・・と思っていたら、新国立劇場の中でも傑出された方のようですね。
でも、バジル役の福岡雄大さんも遜色ないくらい上手かったです。
他の役の方々も含めて、全体的に高レベルでした。
この作品、舞台で観るのははじめてなんですけど、原作とは別物と考えた方がよさそうです。
ドンキホーテは、狂言回し、いやそれ以下の完全な脇役だと思ってよいでしょう。
本作、バルセロナが舞台となっているだけあって、フラメンコ、闘牛、ジプシーといった紋切り型ではあるけど、異国情緒のある作品となっています。
そうでありながら、クラシックバレエの醍醐味がしっかり感じられる作品となっており、さすがマリウス・プティパの魔力というべきでしょうか。
衣装も舞台セットも華やかだし、ハッピーエンドで後味も悪くなくて、初心者でも楽しめる、エンターテインメント作品となっています。
幕が下りた後、歓声と拍手もいつもよりも大きく、長く続いたので、カーテンコールもかなり時間を取ってしっかりやってくれました。
こういう作品を観ると、定期的に劇場に通いたくなります。