東京は雨でしたが、六本木の国立新美術館の『ニキ・ド・サンファル展』に行ってきました。

超有名というほどではないと思うし、僕自身、あまりこの人のことを知らなかったんですが、NHKの日曜美術館で特集されているのを見て、がぜん興味が湧いた次第。

カラフルな闘い ニキ・ド・サンファル

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とても良かったですよ。

ニキ・ド・サンファルは子供の頃、父親から性的虐待を受けていたそうで、初期の作品はそのトラウマがもろに出たオドロオドロしい作品が多いです。
19歳で結婚しましたが、いずれ夫と子供捨て、自分の芸術の道を進みます。

だんだんカラフルで明るい感じの作風になっていきますが、やはり潜在意識の底にあるものが、作品に影を落とし続けているように思います。
現代美術でありつつも、同時に古代の神話に立ち戻るような、人間の根源を問うような表現になっています。
そこが、いまでも新鮮さを失わない要素だと思います。

下記の2枚だけ、撮影が許可されていました。
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やはり、どこか原始的です。

こちらは入り口のオブジェ。

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閉館直前に行ったせいか、雨だったせいかわかりませんが、あまり混んでなかったので、ゆっくり見れましたよ。
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新国立美術館は、雰囲気が良くて好きですね。

ニキ・ド・サンファルは、映画『冒険者たち』に出てくる、ジョアンナ・シムカス演じる彫刻家のレティシアを思い起こさせます。
自由奔放に生きる女芸術家でありながら、どこか突き抜けきれていないわだかまりのようなものを抱えているイメージです。


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