久々の美術展レビューです。

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」@東京都美術館

ティツィアーノ

近代絵画(具体的には印象派)以前の西洋美術の鑑賞では、
・ギリシア神話
・聖書
・西洋史
の3分野の知識が求められます。

これがないとダメというわけではないんですが、本当に理解するにはこの3つを備えておく必要があります。

僕にとっては、西洋古典美術はハードル高いし、あまり得意な分野ではないんですよね。

ただ、この前、国立新美術館の「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」に行ってきたこともあるし、そのつながりと言う点でも、本展覧会に行って勉強したいと思いました。

「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」@国立新美術館はダークホース的な展覧会

あと、その時に勉強した下記の書籍。

『ヴェネツィア 美の都の一千年』は珠玉の入門書

せっかく時間もできたので、ヴェネツィアルネサンスを体系的に勉強しても良いかな・・・なんて思っていました。

さて、本展覧会は、展示点数は少ないながらも、落ち着いた雰囲気で名作絵画が楽しめました。
やっぱり、開幕直後の平日が空いていて良いですね~

しかも、26日は「フローラの日」(ちょっと強引だな)ということで、音声ガイドが560円⇒260円と半額になります。
別所哲也のナレーションも良い感じですし、ボーナストラックもついていて、なかなか良かったです。

展覧会の方は、点数は70点程度と少ないながら、ティツィアーノ、およびヴェネツィアルネサンスの良作が鑑賞できました。
特に、ティツィアーノの作品は素晴らしいですね。
「フローラ」にせよ、「ダナエ」にせよ、女性が凄く魅力的です。
現代の日本人の眼から見ても、惹かれてしまいますね。
技術力の高さも、実物を見て実感します。
ミケランジェロにライバル心を燃やしていたそうですが、たしかに、ミケランジェロに比肩する画家だと納得しました。

さて、そのほかに、ヴェロネーゼやティントレットなどの、ヴェネツィア派の作品も展示されています。
良作ぞろいですが、ティツィアーノの作品ほどには優れてないと思いましたね。
ただ、作風やモチーフをまとめて観ることで、ヴェネツィアルネサンスの真髄への理解が少しずつ高まった気がします。

ティツィアーノ2

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」@東京都美術館

展示品の質 ★★★★☆ 良作が多いです。特に、ティツィアーノ作品は圧巻!
展示数 ★★★☆☆ 約70点程度と少ないです。
雰 囲 気 ★★★★☆ 特段の演出はないけど、落ち着いていて雰囲気は悪くないです。
解  説 ★★★★☆ オーソドックスですが、ポイントが押さえられている。
交  通 ★★★☆☆ 上野公園内にありますが、上野駅からやや歩きます。
入場料(CP) ★★★★☆ 作品数からすると、当日一般1600円は高めですが、質からすると適正か。チケットショップで招待券が出回っているので、買うべし。
総評 ★★★★☆ 点数が少ない分マイナス1。

ゴッホとゴーギャン03


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