ダリ展:国立新美術館

ダリ展01

やっと行けました。
西洋美術に関心を持つきっかけとなったのがシュールレアリズム絵画で、その中でも、ダリは僕の中では特別な存在でした。
なので、かなり楽しみだったし、行きたかったんですよね。

仕事の関係で、有給消化が難しい状況でしたが、午後半休を取って平日の夕方に行きました。
噂ほどには混雑していませんでしたが、それでも結構な人出でしたね。

さて、作品についてですが、いかにもダリ的なシュールレアリズムの作品ばかりでなく、初期や後期のちょっと違う雰囲気の作品も多く展示されていました。
それらも含めて作品の質が高く、十分満足できました。

ピカソは多様な作風が評価されていますが、ダリはそうではないです。
でも、ダリはピカソに負けないくらい多様な広がりを持った作品をものしています。

初期は、古典的な作品から、印象派的な作品、点描画のような作品まで幅広く描いています。
シュールレアリズムの完成に至るまでに、ダリ自身が西洋絵画史をたどり直している感じですね。
しかも、どれもハイレベル。

ダリって(当時で言う)現代絵画はあまり評価しておらず、フェルメールやレオナルドダヴィンチのようなルネサンス絵画の方を評価していたそうです。
その辺が良く分かります。
ダリの技術は、古典絵画の技術に裏打ちされてるんだな・・・と思わせられます。

後期も、古典回帰的な作風に戻っている感じがしますけど、初期とはまた違う展開を見せてるんですよね。
個人的には、後期の作品には「あっ」と言わせるほどの作品はなかったですが、それでもダリの多面性を伺わせるものになっていました。

さて、シュールレアリズムの作品でも、未見のものがたくさんあって、新たな発見がありました。

ダリ展02

ダリってシュールレアリズムの画家の中でも、空間の構成力と、想像力の広がりが傑出しているんではないかと思いましたね。
だからこそ、シュールレアリズムの旗手として名前を残しているのでしょうけどね。

あと、映像も見ごたえありました。
『アンダルシアの犬』は以前観ていましたが、改めて、当時としてすごく斬新だったんだろうなあ・・・と思います。

あと、ディズニーとコラボ下『ディスティーノ(運命)』というアニメが秀逸でした。
「えっ、ディズニーとコラボ??」と思いますが、両者の世界が意外にもしっかり融合しているんですよね。

それを考えると、ダリが後世に与えた影響って、絵画だけでなく、映像の世界も大きいんじゃないかと思います。
特に映画の世界。
そういう意味で、ダリは「巨匠」「巨人」と呼ぶにふさわしい稀有な芸術家だと思います。

ダリ展03

ダリ展:国立新美術館

展示品の質 ★★★★★ 超有名な作品は少なかったけど、かなり高品質でした。
展示数 ★★★★☆ 約250点とそここそ多いです。
雰 囲 気 ★★★★☆ 館内のデザインが結構良いです。
演出&解説 ★★★☆☆ テーマ別の展示と解説はオーソドックス。
交  通 ★★★★☆ 乃木坂駅に隣接。六本木からもさほど遠くはない。
入場料(CP) ★★★★☆ 当日一般1600円はそこそこしますが、質を考えれば適正。
総評 ★★★★☆ 実質は4つ星半くらいで、5つ星に近い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください