神戸に遠征する機会があったので、神戸市立博物館:松方コレクション展に行ってきました。

松方コレクション展01

松方と言っても、俳優の松方弘樹じゃないですよ!
西洋美術ファンなら知らない人はいない(?)、松方幸次郎です。
歌舞伎役者の松本幸四郎じゃないですよ!(しつこい?)

薩摩藩に生まれ、首相も務めた松方正義を父に持ち、30歳で川崎造船の初代社長に就任・・・というサラブレッドです。
ただし、歴史に名を残しているのはビジネス上の功績ではなく、美術収集家としてなんですよね。
西洋美術を買い漁った(と書くと聞こえが悪いか?)だけでなく、海外流出した浮世絵を買い戻したりされました。

そのコレクションの一部が、国立西洋美術館の母体となっています。

第二次大戦でコレクションの大半が散逸してしまったのですが、今回の展覧会はは国内外から松方のコレクションや、それに準ずる作品を集めたものです。

僕には、国立西洋美術館の印象が強かったので、そういう系統の作品が多いのかな、と思って見ましたが。。。

結構、無名の画家(当時は知られていたのかもしれないけど)の作品も多かったですね。
作品の質は決して低くはないので、松方氏は知名度だけでなく、質的な面で一定の基準を設けて収集していたことがわかります。
ただ、松方幸次郎の人生についての展示はあるのですが、コレクションの基準や美術に対してどういうスタンスで向き合っていたのかというのは展覧会ではあまりわかりませんでしたね。
「松方コレクション展」と銘打っているのだから、松方幸次郎という人の美術への向き合いから作品を深堀するような展示をして欲しかったと思いました。

あと、神戸市美術館は地方美術館の典型のような外装、内装です。
良く言えば、クラシック。悪く言えば古臭いですね。
展覧会も良くも悪くも、オーソドックスです。

松方コレクション展03

映像も、作品の画像のスライドショーだけでちょっと残念。

もう少し工夫があれば、もっと良い展覧会になってたと思います。

地方美術館って空いていることが多いのですが、今回は結構混雑していました。
神戸の人口の多さもあるんでしょうが、文化レベルの高さもあるんだと思いますね。

松方コレクション展04

神戸市立博物館:松方コレクション展

展示品の質 ★★★☆☆ そこそこ高いです。
展示数 ★★★☆☆ そこそこ多いです。
雰 囲 気 ★★★☆☆ クラシックな美術館ですが、古臭いとも。
演出&解説 ★★★☆☆ オーソドックスですが、ちょっと物足りない。
交  通 ★★★☆☆ 三宮からは便利です。
入場料(CP) ★★★☆☆ 当日一般1500円。まあ適正価格か。
総評 ★★★☆☆ 普通なので評価も普通にならざるを得ない。

松方コレクション展02


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