昨日、「香港に来ている」と書きました。

香港はかなり変わっていた!

普通に観光していると、デモに遭遇することはないのですが、現地ガイドが「デモが行われるよ」と教えてくれたので、行ってみました。

場所は、香港島の中心部、香港大會堂の前です。

このエリアは、政府新庁舎があったり、軍事駐屯地があったりして、政府機関が集まっているところでもあります。

さて、日曜日で陽気も良く、すぐ近くではマラソン大会が行われいたし、周辺は香港の風物詩であるフィリピーナのピクニック風景で埋まっていました。
すぐ隣では、ミスコン(?)をやってました。

そんなのどかな雰囲気の中、デモが行われてるんですね。

デモの方も秩序だって行われていたし、警察や軍隊が出動して・・・みたいなことにはなってませんでした。
メディアで報道されているのは、極端な一部分だけなんですね。

ステージと巨大スクリーン、音響設備なんかも用意されていて、活動家が順番に演説したり、海外各国からの応援映像が流されたりしていました。
演説も映像も、広東語と英語の通訳・字幕付きだっただけでなく、演説には手話解説まで入ってました。

アメリカ人の活動家が応援に駆けつけてて、ステージで演説したんですが、これがすごくうまくて、香港人たちも拍手喝采でした。

記者も多数集まって取材していました。
メディアへの呼びかけもしっかりやってるんでしょうね。

世界に向けて発信していこうという気概が感じられましたよ。

救急隊も待機していたりして、野外コンサートイベントのように用意周到で、作り込まれていました。

ただ、顔を隠した黒づくめの一団もいたりして、異様な雰囲気はありました。

香港はいまは中国の一部分とはいえ、「一国二制度」が敷かれていて、国家権力と言えども、個人の自由を侵害するわけにはいかないので、デモをつぶすようなことはできないんでしょうね。

それでも、「行き過ぎた行動」があったら、暴力行為を伴っても防止するという感じでしょうか・・・

デモに参加してみて、すごく心動かされるところがありました。

日本では、何となく個人の権利も保障されてきて、何となく国家権力と国民の摩擦も解消されてしまうんですが、世界では戦わないと自分の権利が保障されない人たちも多々いるということを、目の当たりにしました。
(ニュースを見ていれば、そういう報道は日々目にするけど、どこか遠い世界の出来事として捉えていた)

あと、SEALDsにせよ、グレタさんがやっているような環境保護運動にせよ、日本では、デモ活動を行っている人々に対して、日本国民は冷ややかな目を向けがちで、バッシングする人さえ少なくないですが、国民自身が自由を阻害するような行動を取るのはどうかなあ・・・という思いも抱きました。

主張に共感するかどうかは思想や信条にもよるでしょうが、彼らの行動を阻害するような言動を取ることは、長期的には自分たちの首を絞めることになるんじゃないかと思いました。

最後に、民主主義というのは最善の政治制度と言えないかもしれないけど、いったん民主主義を享受した人からそれを奪うのは困難なことだとも思いました。
イラン革命みたいな事例もありますが、あの場合は民主主義のエネルギーを上回る宗教的な情熱がありましたからねえ。

香港は日本からも近いので、ぜひ行ってみてください。香港から学ぶことも多いですよ。


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