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もうすぐ旅も終わりです。

最初の方は、「ヨーロッパっていいなあ。移住したいなあ」と思ったんですが、だんだん、悪い面も見えてきたり、不愉快な思いをすることもあったりして、「日本の方が良いなあ」と思うことも多々ありました。

結論から言うと、どの社会も光と影があって、どっちの方が優れているとか、どっちの方が正しいとか、そういうことは言えないなあ・・・と思いましたね。

現代社会では、ある程度は国家間の移動も自由にできますから、選択できる範囲内で、自分が生きるべき場所を見つければよいんだと思います。
結果的に、大半の人にとっては「生まれ育ってきた国が一番生きやすい」となるんだと思います。

さて、ヨーロッパで問題だと思った点を、自分の体験からいくつか挙げます。

・いまだに白タクが横行している。
特に、空港から市内までの交通でぼったくりタクシーがいたりするみたいです(僕はタクシーには乗らないので、被害には遭ってない)。日本だったら、「わざわざ、日本に来てくれている外国人からぼったくるなんてありえない。取り締まれ!」となると思うんですが、こちらでは放置状態です

・間違って発券されたチケットの返金に応じてくれなかった。
観光施設で、コミュニケーションがうまくいかず、入場チケットが間違って2枚発券されてしまいました。お金を支払ったあと、値段が高いし2枚チケット渡されたので、確認したところ「2枚発券した」と言われました。返金してもらおうとしたんですが、「一度発券したものは、返金できない」と頑として対応をしてくれませんでした。
日本だったら、お客さん側にミスがあっても、未使用であれば快く返金に応じてくれるはずです。特に、外国人観光客であれば「せっかく日本に来てくれてるんだから、不愉快な思いはさせたくない」という気持ちを持つと思うんですが、そういうのがないんですよねえ。

・人が日本よりもルーズ
買い物しても、お釣りがないことがあったり、お釣りを間違えることも多い。
レジに店員さんがいないこともある。
時間通りにお店や施設が開かないことも多い。博物館で、チケット売りの人が10分ほど遅刻してきて、開館が15分遅れたこともありました。同じく博物館で、閉館時間が30分繰り上がって入れなかったことも。公共施設で普通にこういうことがあるので、ちょっとビックリしました。

・概してサービス精神にかける
長距離バスで、「このバスは○○に行きますか?」と聞いたら、「ノー」としか答えてくれないことが多かったです。
日本だったら、「○○行きのバスだったら、○○番の乗り場に行って下さい」くらいの答えは返ってくるんですが。
同じ会社のバスなのに、他の便については知らないようです。
バスに限らず、こういうことは頻繁に起こります。
「自分の仕事は、乗客を目的地に運ぶことで、それ以外の仕事はしない」みたいな意識が強いんですね。
駅のインフォメーションが混んでいたので、チケット売り場で「○○行きはどこから乗れますか?」と聞いたら、「インフォメーションで聞け」と対応しレくれませんでした。
急いでいるときは本当に困ります。

・消費生活を送る上で、日本と比べて不便なことが多い
日本のコンビニに該当するお店はありません。スーパーより小さい、チェーンの商店があるんですが、夜8時には閉まってしまいます。
家電量販店みたいのも見当たりません。
買い物が不便なので、ネットショッピングが普及する理由がわかります。

・公共トイレが有料
大半の公共トイレは有料です。「サービスを利用するならお金払って当然」という考えもあるんでしょうが、旅行者からすると、現地通貨がない場合もあるし、自動トイレは小銭できっちり定額を入れないと入れないことも多い(お釣りが出るシステムになってない)。
急を要する場合は本当に困ります。やむにやまれぬ、自然の欲求に対応するものなんだから、無料にしても良いんじゃないかと思います。

・人同士の擦や小競り合いが多い
多民族、多文化から人が集まっていて、もめ事が生じることが多いです。
昨日もバスに乗っていて、大声でスマホで話している男がいて、若いお姉さんが「静かにしてよ」と注意していました。
日本でもこういうことは起こるけど、「公共の乗り物の中では音声通話はしない」という常識が浸透しているので、たいていの人はルールを守るし、やむを得ず通話しなければならない場合も、人から離れて小声でやってます。

その他、細かいことを挙げるとキリがないですが・・・

いずれにしても、国家、社会、文化によって価値観も行動様式も違うので、優劣はつけられません。
よく「日本は優れている」「日本は遅れている」みたいな議論がありますが、比較して優劣をつけることにはあまり意味はないと思います。

日本は、ほぼ同じ民族で固まっていて、価値観も多様とは言っても、一定内に収まっているので、そこに馴染めれば、快適に生きていける社会だと思います。
知識人は「日本は閉鎖的だ」「このままだとグローバル化に乗り遅れる」みたいなことを言ったりもしているし、実際そうなんでしょうけど、現実の社会がそうである以上、みんながルールを守って、大きく逸脱せず、空気を読み、お互いの気持ちを忖度しながら生活した方が、居心地は良いんだと思うし、それを否定してもしょうがない気がするんですよね。

いまは、「ヨーロッパには移住しなくてもいいや。今回みたいに、1年に1か月くらい滞在できれば良いかなあ」なんて思っています。


2件のコメント

  1. 通りすがり

    トイレが有料なのは困りますね。駅とか(構内でも)有料だし。小さい駅だと有料のトイレさえないし、トイレ貸してと頼んだら「Go! McDonald!」だし。
    人の小競り合いも多いですね。アフリカ系の人たちは無法な行いをしても知らん顔で、それを白人のおばあさんが舌打ちしてるのとか見ました。やはり強い者(肉体的にも社会的にも)が強い社会ですね。でも、良くするとちょっとしたことでも 感謝される点は日本とは違いますよね。
    何事もいい悪いでなく、「その土地では・・・」と私は思うようしています。
    でも、日本が住みいいですね、社会保障とかも含め。

    どうぞ、ご無事に残りの旅を。

    返信
    • bucketlist

      コメントありがとうございます。そうなんですよねえ。同じような体験をなさってますねえ・・・ ちょっとしたことで「ありがとう」というのは、摩擦が起きやすいから、その回避策として習慣化していようにも思えます。

      返信

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