ウィーン

ウィーンには初めて来ましたが、とても素晴らしい都市ですねえ・・・

少し寒いですが、乾燥していて天気も良いです。
日本は台風上陸で大変なようですが、ここは別世界です。

歴史的、文化的な都市でありながら、先進都市としての利便性はしっかり担保されています。
都市の規模は結構大きいですが、パリ、ロンドン、NY、東京なんかと比べると、人は少な目で、落ち着いている感じがします。

交通機関にしても、列車、地下鉄、路面電車、バスが張り巡らされていて、移動も便利です。
街中は石畳の道も多いですが、少し離れると道路も整備されていて、インフラ整備もしっかりしているように見受けられました。

ウィーン11

意外だったのが、多種多様な民族がいることです。
観光客はもちろんなんですが、住んでる人も多様なんですよね。
ヨーロッパ系だけでなく、東洋人もいるし、中東系の人も結構見かけます。
外国人が多いと、治安も悪化しがちですが、治安の悪さはあまり感じませんでした。

名作映画『第三の男』のような魔都の面影はもはやありません。

さて、最近、イギリスの調査機関が「世界で最も住みやすい都市」のランキングをを発表していました。

「世界で最も住みやすい都市」ランキング発表 日本の都市も上位に

このニュース、発表時に僕も見てたんですけど、すっかり忘れていました。
このブログにコメントしてくださった方がいて、「そういえば」と思い出した次第。

さて、順位ですが・・・

1位 ウィーン(オーストリア)

2位 メルボルン(オーストラリア)

3位 大阪(日本)

4位 カルガリー(カナダ)

5位 シドニー(オーストラリア)

6位 バンクーバー(カナダ)

7位 東京(日本)

8位 トロント(カナダ)

9位 コペンハーゲン(デンマーク)

10位 アデレード(オーストラリア)

ウィーンがトップです。

イギリスは世界のいろいろなものをランキングにするのが好きなわけですが、世界を支配した大英帝国の名残なんでしょうかね??
大学ランキングなんかは、ちゃっかり、オックスフォードとケンブリッジがツートップに来ていて、「基準はどうなってるんだ?」感を漂わせてくれていますが・・・

世界大学ランキング 中国・清華大が初のアジア首位、東大42位、京大65位、大学の「数」で勝負する日本

「住みやすい都市」ランキングの方は、イギリスの都市が上位10位からは外れてますね・・・・
たしかに、ロンドンなんかは良い都市だとは思うけど、住みやすくはなさそうだな、と思います。
イギリスの田舎は良さそうですけどね。

このランキング、日本人の視点から見ても、パッと見違和感があるんですよね。

大阪が東京より上位に来ているというのがひとつだし、「福岡や仙台の方が住みやすいだろう?」突っ込みもできそうです。

重要なのは、算出基準です。
いろいろなランキングに違和感を覚えてしまうのは、算出基準の前提を理解していないからだと思うんですよね。

調査は世界140都市について、政治的安定性、社会的安定性、犯罪、教育、健康医療制度の利用しやすさなどの項目を評価し、順位付けする。

140都市のランキングということで、日本の地方都市は入ってないんでしょうね。
項目に関しても、住みやすさの「前提条件」みたいなものをランキングしています。

実際に住む上で、人が親切か? 買い物が充実しているか? 食べ物がおいしいか? みたいなことは重要ですが、その辺は算定要素として入っていないんじゃないかな?

例えば、「美人が多い都市」のランキングがあって、それがある程度正しく算出されていたとしても、「実際にそこに住めば美人と付き合えるか?」「美人と結婚して幸せな生活を送れるのか?」というと、また違った問題がある。

それと同じようなものと思います。

たしかに、上記の算出基準に則ると、ウィーンがトップに来てもおかしくないと思いますね。

ただ、普通の日本人が移住して「住みやすい」と思うかは別問題だと思います。

30年近くも前の本ですが、

『ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘』 (中公新書)  中島 義道

という新書があります。

哲学研究ために、ウィーンに留学した著者が、いかに不快な思いをして、それを乗り越えるために格闘するのか? が書かれています。

ヨーロッパも、当時とはだいぶ変わったんでしょうが、異文化、特に「文化的先進国」に身を置くことの困難が綴られていて、勉強になります。


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