旅行記と言いつつ、観光地に行ったとか、とういうことは全然書いてないですねえ。
普通の旅行記を期待してた人ゴメンなさい。
釜山では、季節の果物が路上で売られています。
今の時期は、イチゴとミカンですねえ。
イチゴが安値で売られているのを見て、「イチゴを死ぬほど食べたい!」という夢(?)を思い出しました。
棺桶リスト(死ぬまでにやりたいことリスト)には入ってないのですが、
・イチゴを死ぬほど食べたい
・ハーゲンダッツのアイスを死ぬほど食べたい
という、夢というか野望が僕にはあります。
他にも好きな食べ物はありますが、「特上の大トロの寿司を死ぬほど食べたい」「エクレアを死ぬほど食べたい」とはあまり思わないんですよね・・・
それはさておき、食べ物を巡る夢というか、野望というか、欲望というか、そういうものは、人間にとって普遍的なもののようです。
落語にも、ソバの通の男が、臨終のときに「一度でいいからそばにたっぷりツユをつけて食って見たかった」みたいな話がありますね。
芥川龍之介の『芋粥』、志賀直哉の『小僧の神様』においても、食い物に対する夢を実現する、あるいは実現させてあげることの悲しさが表現されています。
「おもろうて、やがて悲しき・・・」というのが、世の常のようです。
前置きが長くなりましたが、釜山の路上のイチゴを見て、「いまこそ夢を実現させる時だ!」と思いました。
いつやるか? 今でしょ!(古いっ!!)
そんなわけで、イチゴを一盛分購入。
パックにすると5パック分くらいありそうですが、お値段は5000ウォン(500円ちょっと)。
安いっ!!
宿に戻って、水洗いして食します。
ヘタを取り、口に運んで、内角からえぐり込むように、
食うべし!
食うべし!!
って、あしたのジョーか!?
というのはさておき、マズいイチゴはマズい(同語反復)ですが、このイチゴは安い割に美味い!
高級イチゴのような大粒ではないけど、味はそん色ない。
赤い果実の部分がしっかり多くて、甘みも強い中、ほどよい酸味があります。
僕にとっては、ほぼベストに近い味。
ひたすら食べるけど。。。
ヘタは増えていくけど。。。
イチゴはなかなか減りません。
半分も食べないうちにお腹一杯になって、あえなく敗退・・・
で、虚しくなったかということ、全然そんなことなく、満足です。
明日も残りを食いまくります。
皆さんも、食いを残すと、悔いを残すことになりますので、今のうちに食いたいものはたらふく食べてみてください。
ただし、健康には気を付けて!!
今回も全然旅行記じゃなかったな・・・