旅行記3回目です。
プサンと言えば、いま話題なのが慰安婦像(!?)です。
ガイドブックにも載ってなければ、パックツアーの訪問地にもなっていないと思われます。
しかも、いつ撤去されるかわからない。
いつ行くか? 今でしょ!(古いっ!)
ってことで行ってきました。
場所は分かりやすいです。
なにせ、日本総領事館の前ですからね。
ガイドブックには慰安婦像は載ってなくても、日本総領事館はさすがに載ってます。
しかも、地下鉄1号線の草梁駅の7番出口を出てすぐそこです。
僕は、釜山駅から歩いていきましたが、短めの一駅なので、さほど遠くなかったですよ。
で、総領事館のある大通り沿いに、上の写真のような銅像が・・・
夜だったのでちょっと暗くてスミマセン。
路上に普通にポツンとある感じですが、マフラーが掛けられたり、供え物がされたりしています。
ちなみに、総領事館は警備が厳しかったです。
慰安婦像の影響ではなく、恒常的だとは思いますが。
僕はノンポリで、どちらかというと親韓なんですけど、これはちょっといただけないなあ・・・と思いました。
日本総領事館の前にいきなり設置するのは、政治的示威表示以外の何物でもないですからねえ。
政治的意思を表明することが悪いことではないと思うし、慰安婦問題は日韓で見解の異なる(どちらが正しいかはさておき)のもわかります。
日本人が反省しなければならないところもあるでしょう。
ただ、こういう形で、示威表示がなされることは、日本人としては「残念だ」ということに尽きますね。
前の日記でも書きましたけど、日本人と韓国人って姿かたちが似ていても、国民性はかなり異なっていますね。
日本人って、過去の不幸を水に流してしまうんですよねえ。
原爆しかりですが、いまは第二次大戦の悲劇に根差した反米意識というのはほとんどないですもんね。
基地問題で一部あるかもしれませんが、それは現在の問題として顕在化しているものですからね。
日本人は、オウムのサティアンや震災遺構を更地にしてしまいます。
でも、世界では、アウシュビッツも、チェルノブイリ原発も「悲しい記憶だから」と言って取り去ったりはせず、きっちり残しています。
韓国は「恨(ハン)」の文化があると言われています。
このことは慰安婦をはじめとする戦後補償の問題が出てくると、有識者が言及したりしています。
韓国人に特有の心情かはさておいて、日本人が過去の恨みについてあっさりしているというのは言えると思います。
これは美徳でもあるのですが、「他国の人も同様だ」と思うと、間違うことも多いと思います。
全然、旅行記になってないですね・・・