ブータンとの国交30周年で、ブータン関連のイベントがたくさん開かれています。

2011年11月にワンチュク国王が来日して、ちょっとしたブータンブームが起きました。
東日本大震災の後、日本人が生き方を模索している矢先でした。

今回は、当時ほどのブームにはなっていないかもしれませんが。

アベノミクスの終焉、熊本地震を経て、やはり日本人が生き方を模索し続けている状況のように思えます。
だから、「幸せの国」と言われるブータンが魅力に感じられるのかもしれません。

さて、“幸せの国ブータン”が教えてくれたことという講演会があったので行ってきました。

場所は、調布市文化会館です。
調布市文化会館

施設は良いですが、ちょっと遠かったですねぇ。

ブータン講演2

講師は写真家の関健作氏です。

この関さんという方、今年で33歳だそうです。
順天堂大学でアスリートを目指し、陸上をやってきた。
そこで、挫折を経験。
JICAに応募して、体育教師としてブータンで3年間を過ごす。
(2年の予定を延長して3年にしたそう)
帰国して、日本で教師になるが、半年で辞めて、写真家になってブータンに通い、現在に至る。

とまあ、こんな感じです。

なぜプロフィールを書くかというと、関さんの経歴がブータンに惹かれる要因を秘めていると思えるからです。

ブータンに行って驚いたのは、「子供が自分の誕生日に、お礼の証として周囲の人にキャンディーを配っていた」という事実。
これに象徴されるように、ブータンの人たちは、自分のためではなく、人のために祈ることを教えられるんだそうです。
人の繋がりを重視し、暇さえあればおしゃべりをする。
ブータンにいたころは、孤独を感じたことがないとのこと。

ブータンはGNPやGDPではなくGNH(Gross National Happiness:国民総幸福量)の最大化を目指すという政策を取っています。

幸福度=財産/欲望

という式であらわされる。

先進国は、幸福度を上げるために財産を増やそうとするけど、ブータンは欲望を減らすことで幸福度を上げようとする。

日々の当たり前のことを喜ぶことができれば、幸福に生きることができる。

良く分かる話ではあります。

一方で、ブータンが「世界で一番幸福な国」というのは、マスコミが作り出した幻想だとのこと。
ブータンでも、他国でもそういう言い方はされていない。
都市と田舎の貧富の差が拡大したり、ブータンは問題も抱えている。

ただ、ブータンは「幸せを目指している国」であることは間違いない。

ちょっとズレているところもあるかもしれませんが、そんなお話でした。

そういえば、ハーバード大学のロバート・ウォールディンガーがTEDでプレゼンした幸福の研究があります。

人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から

一言でいうと、「幸福は良好な人間関係から生まれる」ということです。

関さんの話は、この研究とも合致しています。

僕は、一人でいるのが好きだし、人間関係を重視しているとも言えません。
でも、もっと人とのつながりを重視して、自分だけでなく人の幸せを考えたりすべきなんだろうな。
と思ったりします。

ブータン講演1


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください