サザエさん症候群

アカデミー作品賞の件は先ほど書きました。

『パラサイト 半地下の家族』アカデミー作品賞 受賞に思う

今回は日本人がライバル視し、一部の国民は嫌っている隣国の作品が作品賞を受賞しました。

日系人(国籍は米国)としては、カズ・ヒロ(辻一弘)さんが、メーキャップ賞を受賞されました。
この方、「日本では夢をかなえられない」と、日本を捨てて米国に移住し、日本国籍を捨ててアメリカ人なってしまった方なんですよねぇ。

そんな中で、「アナ雪2」の吹き替えを担当された松たか子さんがアカデミー賞授賞式で歌ったことがニュースになってました。

圧巻の歌声!松たか子、アカデミー賞での歌唱に反響の声続々

松たか子さんは、日本の女優としては素晴らしいと思うし、マルチな才能を持った方だと思います。
最近観た岩井俊二監督の『ラストレター』でも主役を演じられていてすごく良かったです。

ただ、アカデミー賞の報道では「そこをクローズアップするんか?」という疑問は残ります。

まあ、小さく報道するのはありだとは思いますが。

『海街diary』の時のカンヌ映画祭の報道も酷かったです(当時ブログに書きました)。

芸能人に汚染された国、ニッポン

クローズアップされたのは4人の女優さんで、作品でも是枝監督でもない。

これって、本について語るときに表紙について語るようなものじゃないかと思います。

結局のところ、日本のメディアって、映画作品にはあまり興味なくて、芸能人にしか興味がないんでしょうか?

『万引き家族』で安藤サクラについて語るとか、樹木希林について語るとかなら分かるんですよ。
本当に演技がすらばらしかったし、語るべきことはたくさんあるから。

作品世界に踏み込まずに、あの女優さんがどうしたとかこうしたとか、そんなことが映画作品にとってどれだけ重要なことなのか?

疑問に思わざるを得ないですね。

大半の日本人がそうなのかもしれませんが、今回のアカデミー賞の結果は、日本映画に関してすごく多くの課題を提示していると思うんですよ。

それなのに、報道がこれじゃなあ・・・と嘆かざるを得ないです。

というのが、正直なところ。


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