映画の話題が続きますが、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観てきました。

前作も素晴らしかったですが、今作も素晴らしかったです!

第二次世界大戦中に生きた女性の物語ですが、第二次世界大戦の体験者がどんどんなくなっていて、戦争は風化していっています。

そんな中で、こういうアニメが作られて、ヒットするというのは、平和な現代でも当てはまる普遍的な視点があるからです。

前回に続いて、主人公の「すず」の声優を「のん」がつとめていますが、やっぱり、のんはすごいですね。
個性的でありながら、すずを完璧に演じている。
本当に才能がある女優だと思います。
他の人が声優をやったなら、全く違ったものになったと思うし、作品の質は担保できなかったでしょうね。

閑話休題。

主人公のすずは、頭もあまり良くないし、意志も強くない女性で、運命を素直に受け入れて生きているんですよね。

初恋の人とは結ばれず、お見合いした人と素直に結婚してしまう。
ただ、その中で、自分の居場所を見つけ、地に足を付けて生きようとしている。

戦争やら、家族のゴタゴタやら、色々なことが起きるわけですが、それでもすずは「普通」であり続けようとする。

現代においても、人は生きていると、色々な出来事に翻弄されます。

仕事がうまくいかなかったり、人間関係に悩んだり、大切な人を失ったり、健康を害したり・・・

「普通に生きる」というのは、意外に難しいし、それ自体が、決して「普通」にできることじゃあないんですよね。

個性を発揮すること、他人に打ち勝つこと、成功すること。

現代ではそういうことが「良いこと」として捉えられがちですけど、自分の運命を受け入れつつ、バランスを保って生きることってもっと大切なことじゃないか。

そんなことを思わせられる映画でした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください