この絶妙なタイミングで、BSプレミアムで『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』を放映していました。

冷戦時代の核戦争の脅威を、皮肉たっぷりに描いた、巨匠スタンリーキューブリックの映画です。

10年以上前に、一度観ていたんですが、当時はどこがおもしろいのか、良く分からなかったですね。
いま観ても、イマイチ良く分からないところはありましたけど、良く出来ているなあ・・・と感心させられますね。

核戦争のボタンを押すことのできる指導者たちが、みな奇人変人で、私利私欲にまみれた俗物なんですよね。

当時は、共産主義と核戦争という、大きな脅威がありました。
テーマは、いまから見ると古臭いと思えるんですが、アメリカ大統領と、北朝鮮の将軍様の様子を見ていると、本作が現代社会を予見しているようにさえ見えてくるから不思議です。
ブッシュ大統領の時代は、それはそれでヒドかったとは思いますが、いまの方が当時よりはマンガ的と言うか、荒唐無稽な状況だと思います。

それを考えると、現代の国際社会を皮肉った同類の映画も作れそうな気がするんですが、誰もそれには挑戦しないですねえ・・・
日本では、園子温監督あたりが撮ってくれると面白いと思うんですけどね。

まあ、いまは現実が先立っていて、現実のフィクションっぽいので、現実を元にしたフィクションが作りづらいのかもしれません。
だからかしらないけど、完全なフィクション映画化、実話を元にした映画、ドキュメンタリー映画ばかりが目につくのかなあ・・・とも思います。


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