ちょっといまから仕事やめてくる

仕事帰りに、『ちょっと今から仕事やめてくる』を観てきました。

予告編見る限り、「ベタベタすぎて、ありきたりな映画っぽいな~」と思っていて、あまりソソらなかったんですよね。

でも、タイトルには惹かれたし、「いまこの映画を観て、自分自身がどう感じるんだろうか?」という点に興味がありました。

それに、Yahoo!映画でのクチコミ評価が凄く高いんですよね。

そんなこんなで、観に行ってきたわけですが。

主人公の一人(?)の青山(工藤阿須加)がブラック企業に勤めていて、上司からパワハラを受けまくり、自信喪失して電車に飛び込んで自殺をしかけるが・・・

というのが冒頭のシーンなんですが、ブラック企業の風景やパワハラシーンが極端過ぎてマンガチックに見えて、なんか違和感がありました。

いや、僕自身、だいぶ前ではあるけど、明らかなパワハラを受けたことがあるし、吉田鋼太郎演じるパワハラ部長の言動に、当時の状況がフラッシュバックする部分もあったのは、紛れもない事実です。
いやーでも、さすがにこんな極端な上司はいないし、ここまで異常な会社もないだろう・・・って思いました。

で、家に戻って本作のレビューを読んでみたんですが、「パワハラシーンがリアル」とか「当時の自分を思い出す」みたいなコメントが結構ありました。
原作本のレビューにも同様の意見が・・・

ええっっ??

と驚きました。

先進国であり、民主主義国家でもあり、「自由な民主主義」を略したような名前の政党が政権を取っている国家にあるはずなのに、多くの人がこういうのにリアリティを感じってしまうってどうよ??

って思っちゃいますよ。

外国人(英語圏)が観たら、「クレイジー!」とか「アンビリーバボー!」とか言うに違いない。

この映画に多くの国民がリアリティを感じてしまうとすると、日本という国は異常だと思う。

まあ、そんなわけで、タイトルが『ちょっと今から仕事やめてくる』にも関わらず、主人公の一人(?)の青山はなかなか仕事を辞めないんですよね。

さっさと辞めろよ!!

と思ってしまうわけです。

まあ、僕がパワハラ受けていたときも、「ここで会社辞めると自分は敗北したことになる」という奇妙な妄想を抱いていたので、キモチはわからんでもない。
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない!
というのもわからんでもない。

実際そういうタイトルの本も出てるくらいだから。

でも、仕事を辞めても生活に困るくらい困窮することなんて、健康で、ある程度若くて、平均的な体力と知力を持っていて、養う家族もいなくて、日本に住んでいる限り、まずないと思ってよいでしょう。
そんな中で、ムリして正社員の地位にしがみつく必要ってあるのかなあ・・・と思います。

たいして待遇もよさそうじゃないし、職場環境も最悪なのに!

で、映画の中のブラック企業の社員に、営業トップの成績を誇る、五十嵐先輩(黒木華)という女性がいるんですけど、彼女も「私が会社を辞めると、他に行くところがない」みたいなセリフを言うんですよね。

「なわけないだろう!」って思います。

営業成績トップを誇る社員が転職先がないとすると、日本という国の経済はすでに終わっていると思いますよ。
実際終わってるかもしれないけど、まあそれはひとまず置いておきましょう。

そんなこんなで、みんな「会社を辞めると、自分には行先がない」と思ってるんですよね。

ハッキリ言うと、それは「妄想」です。
もう少し割り引いて書いても「勘違い」、あるいは「思い込み」です。

そういう「妄想」「勘違い」「思い込み」を前提として、ストーリーが進行していくので、どうも違和感があって、感情移入ができないんですよねえ~

僕がいまでも会社員で、仕事で辛い思いをしていた時に観たらどうだったか?

おそらく、もう少しは共感できたし、感動もできたと思う。

それでも、「こういうのってアホらしいよなあ」って思ったと思います。

だからこそ、僕自身が「ちょっと仕事やめる」って感じで、会社辞めてしまったんだと思いますが。

中盤くらいからは、パワハラやブラック企業の風景が後退していって、自称・小学校の同級生のヤマモト(福士蒼汰)との交流と、彼の出自に関する謎を中心に展開されます。
この辺からのストーリーは、素直に心の中にスンナリ入ってきました。

肝心の映画の話題からズレましたが、長くなっちゃったので、本作のちゃんとした(?)レビューは改めて書きたいと思います。


2件のコメント

  1. 煙々

    評価高いんですよね、観に行こうかどうか悩み中です。
    まぁ、辞めたければ辞めればは、できる人とできない人がいますからね。ブラック企業だって、それしかしらなければ、それが普通と思ってしまいそうですし。

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  2. bucketlist

    そうは思うんですが、主人公はみんなの前で土下座させられたり、暴力振るわれたりするんですよねえ・・・
    それでも辞めないってどうよって思うし、そこまでやられると訴訟沙汰になってもおかしくないって思うんですよね。
    こういう映画がつくられて、共感できる人がいるっていうのは、そんなブラック企業がたくさんあるってことなんでしょうが・・・

    返信

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