ムーンライト

アカデミー作品賞の最有力候補という下馬評だった、『ラ・ラ・ランド』ですが、発表会でハプニングを経て、作品賞は『ムーンライト』に。

僕自身は、『ラ・ラ・ランド』は世間一般の評価ほどには、評価してません。

技巧に走り過ぎた感ある『ラ・ラ・ランド』(1101本目)

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』に感動しましたが、絶対アカデミー作品賞に相応しいかというと、何とも言えません。

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』良く出来た実話ベースの映画(1119本目)

では、『ムーンライト』はどうか?
観に行ってきましたが、前半はあまりストーリーが展開しないし、ありきたりな感じもしました。
まあ、黒人のゲイを描いているという点で、新しい部分もありますが。
正直、「これがアカデミー作品賞?」と思いました。

*** ネタバレあり ***

でも、後半に入って、主人公の人生が大きく転換を迎えてから、目が離せなくなってきました。

最後は、学生時代の恋愛の相手(男です)に再会するのですが、これが良いんですよね。
昔の映画には、過去の恋人と再会して、お互いが歩んだ人生を確認しあう、というのがありました。

本作では、それを復活させているんですけど、お互いが辿った人生が、現代のアメリカを象徴しているんですよね。
あと、純愛が成り立ち得なくなった現代において、本作は珍しい純愛映画と言えると思います。
ただ、ゲイとして出会いが限られているからこそ成立しうる純愛ですね。

映画の古典的な題材を、現代アメリカで成立させているという点で、本作は評価できます。
ただ、アメリカ社会を象徴しているだけあって、日本人が観て、十分に理解できるか、共感できるかは、正直分かりませんね。

僕としては、すでに観た3作の中で、本作がアカデミー作品賞に値するかというと、何とも言えません。
話題性では劣っているものの、獲ってもおかしくない作品だとは思います。


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