映画(旧作)レビューです。

『天守物語』

坂東玉三郎 (出演, 監督)の映画。
歌舞伎座で数年前に歌舞伎の方は観てました。
玉三郎と海老蔵の共演という、豪華な顔ぶれ。

日本の美と、独自の幻想的な世界観が素晴らしかったですよ。
原作は泉鏡花の同名の原作。

文体が擬古文を使っているので、読むのは難儀します。
原作は読んでいたんですけど、歌舞伎や映画を観て、はじめて「こういう物語だったのか!」とわかる部分もありました。

さて、映画の方は、歌舞伎とかなり世界観は近かったです。

映画の方も素晴らしかったですよ。
特に、玉三郎の富姫は本当に男とは思えない美しさです。

原作が名作の場合、そのイメージがプレッシャーになって映画はあまりうまくできないことが多いのですが、本作は原作の世界をうまく解釈して、映画としても一級品に仕立てられています。
いや、映画というよりは舞台劇の映像に近いと言った方が良いかもしれませんね。

この映画はあまり知られていないとは思うんですけど、もっと多くの人が見て、もっと評価されてよい作品だと思います。


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