ビアトリクス・ポターという名前をご存じの人は、少ないかもしれません。

『ピーターラビット』の作者といえば、ピンと来ると思います。

このポターさん、波乱万丈とまではいきませんけど、結構面白い人生を送った方です。

彼女の生涯は、『ミスポター』という映画になっています。
映画の評価も高いし、ポターの人生にも興味があったので、このたび観てみました。

このポターさん、お金持ちの家に生まれたんですが、両親は自分の面倒を見させたいがために、結婚をはじめ、娘に様々な制約を課した。
そうした中で、ポターは『ピーターラビット』シリーズを執筆。
最初は出版に難航するも、出版後は大ヒット。
有名作家に躍り出て、一挙にお金持ちに。
まだ、女性が働いてお金を稼ぐのが難しかった時代です。
支援してくれた出版社のノーマンと結婚しようとするが、両親の反対にあう。
そのうち、ノーマンは病で死去。

湖水地方に住んで執筆を続けるが、いずれ弁護士ウィリアム・ヒーリスと結婚。
ナショナルトラスト運動に身を投じて、景観と農場の維持管理に励む。

第2の人生のところは、映画ではあっさり触れられているに過ぎないんですけどね。
ここも映画ではあまり詳しくは触れられてないんですが、ウィリアム・ヒーリスとの結婚後は、執筆はしなくなっているんですよね。
言ってみれば、セミリタイアです。
ただ、私財を投じて、湖水地方の土地を買いまくって、自然と景観の保護につとめているので、価値のある活動をされているわけです。

「一生懸命頑張って、何かを成し遂げた」というよりは、やりたいことをやり続けていたら、上手くいってしまった、という感じのようです。

前半の人生では、美しい自然を描いた絵本を描いて多くの人に読まれた。お金も稼いだ。
後半の人生では、美しい自然を保護するための活動に身を投じた。そのために、前半の人生で稼いだお金を放出した。

素敵でもあるし、理想的な人生でもあるんですよね。
ポターの人生は、僕も見習いたいものです。

さて、映画の方は、淡々と、美しく描かれていて、じわっと来る良作でした。
レネー・ゼルウィガーって、美人ではない(ハリウッド女優の中では)んですが、平凡な外見の女性の役柄をとても上手く演じますね。
日本にこういう女優は少ないですよね。
日本の場合、「女優」というよりは「芸能人」というポジションが先に来るからでしょうかね。
男性は、三枚目タイプの良い俳優はたくさんいるんですけどね。


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