スノーデン

映画の日、2本目は『スノーデン』。
上映館は多くなかったようですが、良作でしたよ。

日本でもニュースになっていましたが、スノーデンの存在は日本人にとってはちょっと縁遠いかもしれませんね。
Wikipediaで復習しておきましょう。

エドワード・ジョセフ・スノーデン(英語:Edward Joseph Snowden、1983年6月21日-)は、アメリカ国家安全保障局 (NSA) および中央情報局 (CIA) の元局員である。NSA局員として、アメリカ政府による情報収集活動に関わった。
2013年6月に香港で複数の新聞社(ガーディアン、ワシントン・ポストおよびサウスチャイナ・モーニング・ポスト)の取材やインタビューを受け、これらのメディアを通じてNSAによる個人情報収集の手口を告発したことで知られる(PRISM計画)。2013年6月22日、米司法当局により逮捕命令が出され、エクアドルなど第三国への亡命を検討しているとされていたが、同年8月1日にロシア移民局から期限付きの滞在許可証が発給されロシアに滞在中である。2014年1月、ノルウェーのボード・ソールエル(英語版)元環境大臣からノーベル平和賞候補に推薦された。

こちらにあるとおり、毀誉褒貶が半ばしており、評価が定まらない存在です。
しかし、彼はかなり若いんですねえ。
良くも悪くも、若くしてこれだけ大きなことをしたんだから、かなり有能な男なんでしょうね。

そのことは、映画からもうかがえますが。

さて、本作はスノーデン事件の裏側を淡々と描いています。
面白かったのは、スノーデンの恋愛が一つの軸になっている点です。
報道でみるスノーデンはあまり心が通った感じもしないし、映画で描かれるスノーデンも感情表現に乏しい理系男子な感じなんですが、恋愛が入ることで、スノーデンの人間性が浮かび上がってきます。

ただし、映画の主題は、アメリカの暗部の告発でしょうね。
なにせ、監督がオリバーストーンですからね。
オリバーストーンの凄いところは、政治や権力への告発という主題を、政治的なメッセージを前面に出すのではなく、作品全体から滲み出させるところでしょう。

マイケールムーアのダイレクトに茶化すやり方とは対照的です。

いつも思うのですが、アメリカの政治に対して失望や落胆を抱くことは多々あるんですけど、そのたびに批判的な映画がつくられて、上映されるんですよね。
そこはアメリカ社会の懐の深いところだと思います。

日本はどうしてこういう映画がないんでしょうねえ。

最近はあまり映画になりそうな社会的出来事はないですが、ロッキード事件なんかは映画化しても良いと思いますね。
リクルート、ライブドア事件もそうかなあ。
いずれにしても、日本は良くも悪くも政治が面白くないし、国民の関心も薄いし、製作者側リスクも高いし・・・ということで、こういう映画は作られにくいんでしょうねえ。


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