近年のクリントイーストウッド監督作品は良作ぞろいなので、ほとんど観てます。
つい見逃していた作品もあるので、DVDで観ています。

『ジャージーボーイズ』

2014年公開。
この時期は、映画を結構見ていたんですが、見逃していたのは、他に優先する作品がたくさんあったのか、仕事が忙しかったのかどちらかでしょうね・・・
たしか、両方だったと思います。

人気ミュージカルの映画化作品です。
イーストウッドってミュージカルの映画化もするの?
この人、見かけによらない多様な才能を見せてくれるので侮れません。

1960年代にアメリカで活躍したバンド「フォーシーズンズ」の伝記映画(「伝記的」と書いた方が正しいかも)。
この時代を生きていないし、アメリカのポップミュージックをリアルタイムで聴き始めたのが80年代以降です。
フォーシーズンズについても、ほとんど知りません。
題材そのものはあまりそそられません。
(だから劇場で見なかったのかもしれないけど)

でも、普通の日本人が観ても普通に楽しめる映画です。

楽曲も「君の瞳に恋してる」「シェリー」は知ってましたし、聴いていて心地よかったですよ。

ミュージカルは嫌いではなのですが、ミュージカルを映画化した作品はちょっと違和感があります。
登場人物がいきなり歌い始めたりして、欧米人には良いんでしょうけど、日本人にはちょっと違和感があるんですよね。
でも、本作はミュージシャンが主人公ですから、ミュージカルの違和感があまりなくて、すっと入ってきます。

前半はレトロなアメリカの青春映画を観ているような気分です。
見どころは、フォーシーズンズがヒットして、メンバーの方向性の違いが出てきたり、メンバーそれぞれが、借金を抱えたり、結婚が破たんしたりして、チームにも亀裂が入ってくところです。
バンドに限らず、チームで事を成す時って、色々なことが起きるんですよねえ。

青春時代から、大人になって現実に直面し、それ乗り越えていこうとする過程は、重くは描かれていないながらも、しんみりとするところはあります。

冒頭からフィナーレまで、一貫して素晴らしかったです。
イーストウッドって、あまり奇を衒ったところはないながらも、王道で手堅くまとめてきますね。
しかも、そのレベルが非常に高く、凡百の映画作品とは一線を画しています。

アカデミー賞は全く受賞してないんですねえ。
なぜなんでしょう??


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