2015年の映画なのですが、有楽町のよみうりホールで今日、1日限定で上映されていました。
チケットショップをハシゴしていたら、200円で招待券を売っていたので、すかさず購入。
読売新聞の読者に配っているものがチケットショップに流れたんでしょうかね?
平日の昼間でも自由に動けると、得なことが多いですよ。
さて、12:20の回に行ったのですが、おじさんおばさんが大半でした。
平日に自由がきくとなると、そうなりますよね・・・
でも、東京って平日にウロチョロしている人が意外に多いですよねえ。
僕としては、気を遣う必要がないのでラクですけどね。
映画の方は、冒頭から「あ、これってローマの休日だな」と思わせるような展開でした。
第二次世界大戦の勝利記念日その日に、英国王妃のエリザベスが王宮を抜け出してロンドンの街に繰り出す・・・
という話。
淡い恋愛が絡んだりするところも、「ローマの休日」なんですが、もちろん違うところもあります。
まさに、第二次世界大戦の勝利の日ってことで、街は浮かれているんですが、一方で、戦争で疲弊している状況もある。
また、王妃がこれまで見ることのなかった社会の底辺層の存在も知る。
王妃が社会の現実を知ることによって成長する・・・みたいな要素も挿入されています。
ただ、これも重くならないようにライトに描かれていて、観終わった後は爽快感が残ります。
意図的に、深刻にならないように留めていると思いますね。
それだけに、深い感動が後に残らないところもあります。
丁寧につくられていて、良作であることは間違いないです。
それにしても、第二次世界大戦の終結の体験って、英米と日本では全く違いますねえ・・・
日本では、その少し後に、国民がこうべを垂れて玉音放送を聞いていたわけですからねえ。
しかし、天皇、あるいは皇室が映画で詳しく描かれることはほとんどありませんが、英国の王室は結構ネタになっていますね。
タブーの違いなんかも伺えて、その辺も面白いところです。