昨夜BSプレミアムでやっていた『ばしゃ馬さんとビッグマウス』観たんですが、思わぬ掘り出し物を見つけた!
ごいう感じで、良かったですよ!

最近(2013年)の作品なんですが、本作の存在を知りませんでした。
あまりヒットしなかったんでしょうね。

でも、良作だと思います。

夢を追いかけたことのある人には、ぜひ見てもらいたい作品。

主人公は脚本家を目指す、シングルオーバー30の女(麻生久美子)。
長年努力してきて、何度も賞に応募するけど、一次選考での落選を繰り返している。
まあ、どこにでもいそうなイタい感じの人なんですが、自分の限界には気づき始めてるんですよね。

で、同じシナリオスクールに超自信過剰のビッグマウスの若い男、天童義美(安田章大)が現れて・・・
ここまではないかもしれないけど、やはり結構こういう人いますよねえ。

「あるある感」が満載の設定です。

比較的ドラマとしては淡々としているのですが、映像の作りも脚本もしっかりしていて、全然飽きさせないし、ドラマのストーリーの定石をうまく外しているので、先の展開が読めなくて引き込まれます。
この辺は、主人公が書く、定型的でありきたりな脚本と対照的なんですよね。

登場人物の感情表現も実に巧みで、ここでも「こういう時はこういう反応をする」というフィクションの大前提を破ったりしていますが、逆にそこもリアリティあるんですよね。

僕の友達にも、主人公と同じような状況の人がいます。
脚本家ではないですが、表現者を目指していて、挫折して別の仕事に就いた人もいます。

僕自身も、全然分野は違うけど、20代後半の時に夢が破れて、辛い挫折を味わったことがあります。
結局は、挫折してよかったなあ・・・と本気で思っています。
夢を諦めずにズルズルやっていても、芽が出ずにいつまでもダメなままだったと思います。
実は僕の同級生で、僕が夢見た道を進み続けた奴がいますが、年齢行ってしまって、もはや軌道修正が効かなくなってしまってるんですね。

話を映画に戻しましょう。

*** ネタバレあり ***

この作品の良いところは、多少はうまくいきそうになっても、結局はうまくいかないというところです。
夢もそうだし、恋愛もそうです。
最後までそうなんですが、でも鑑賞後はそれなりに清々とした気分になれるんですよね。
それは、登場人物が根本のところで誠実に生きていて、納得した上で選択した人生だからだと思います。
僕の性格がひねているのかもしれませんが、最後にうまくいく映画をたら、「現実はこうじゃないよ」って心の中で突っ込んだりしていますからね。

敢えて難を言えば、天童義美(安田章大)が急にビッグマウスから真面目な男に変わるところがちょっと不自然だったかな・・・と思いました。
短期で性格変わりすぎじゃないの?

あと、麻生久美子がきれいすぎる。
ファンじゃないですが、本作の麻生久美子は魅力的です。
ダメ女を演じていても、あまりダメな感じがしないのが難点と言えば難点です。
でも、魅力的ですが(笑)


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