本日は有給消化で映画を観に行ってきました。

毎月14日は「東宝の日」!
ということで、TOHOシネマズが映画一本1100円で観られるんです。
毎月1日は知られていますが、こちらは意外に知られていないのか、意外に席が空いていたりするんですよね。

さて、観た作品は・・・

『海賊とよばれた男』
海賊とよばれた男

『永遠の0』と同じ、百田尚樹(原作)×岡田准一 (出演)×山崎 貴 (監督) のタッグ。
『永遠の0』はかなり良かったので、期待してました。

ちなみに、百田尚樹は嫌いです。
この人の発言は許しがたいところがある。
作家は、影響力が大きい反面、思い込みでものを言う人が多いので、あまり政治的な発言はしない方が良いと思います。
これは、百田氏に限らず、大江健三郎や村上春樹に対しても同じ意見です。

それはさておき、僕は作品と作者はある程度切り離して評価しますので、百田氏原作だからと言って評価を下げたりはしません。

結論から言うと、今回も良作でした。
ただ、『永遠の0』よりはちょっと劣るかな・・・とは思いましたが。

何よりも、映像のつくりが丁寧です。
戦中、戦後の風景をかなりリアルに描きつつも、日本映画には珍しいスケール感もある。
山崎貴の面目躍如たるところです。

あと、主演の岡田准一が実に良いです。
この人、この調子で老境に至るまで活躍し続ければ、俳優として歴史に残るんじゃないかと思います。
出光興産創業者の出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造を見事に演じています。
僕にとって、良い俳優とは、独自性・個性を出しつつも、役柄にしっかり嵌っている俳優です。
岡田准一はそれを満たしています。
独自性・個性については強烈なものはないですけど、どんな役柄でもちゃんと演じ分けられていて、それでいて俳優「岡田准一」としての存在感もありますよね。

戦中、戦後において、石油という希少資源を巡ってどのような攻防がなされていたのか、がすごく良く分かります。
事実とは異なるところ、美化されているところは多々あるとは思いますけど、敗戦後にGHQや石油メジャーに負けずに、渡り合った国岡(出光)の存在は日本人としての誇りを刺激してくれます。
百田尚樹原作なので、それを言祝ぐのも抵抗あるのですが。

あの時代って、いまよりも魑魅魍魎としていたけど、仕事はやりがいがあったんでしょうねえ。
経営者も夢が語れたし、夢を実践する余地もあった。
いまからすると、パワハラみたいなところもあるわけですが・・・
本作は、中高年層には受けても、若い人には受けないのかな、とも思います。

最後に、二点ばかり不満だった点を書いておきます。
いや、不満というほどではなく、ちょっと気になったくらいですが。

1つめは、回想シーンが入り、時系列が前後することがありますが、進行が分かりにくくなっています。
あまり回想シーンは多用せず、基本は過去から一直線に時間が流れた方がすんなり物語の世界に入れたかな・・・と思います。

2つめですが、国岡鐵造と妻(綾瀬はるか)との関係の描き方が薄かった点です。
結局離婚してそれっきりだったとしても、ラストシーンで関係が生きてくるわけだから、もっと作品中で夫婦関係の描写がもっとあった方が良かったですね。
140分と長めの作品なので、これ以上長くするのは難しいところもあるでしょうが、ビジネスのエピソードを多少削っても、夫婦愛なんかはもう少し描いた方が良いと思いました。

とはいえ、優れた作品であり、十分に見る価値がある作品であることは間違いありません。

いやー、映画って本当にいいもんですね~
それでは次週をご期待ください。
サヨナラ サヨナラ サヨナラ ♪


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