『八つ墓村』に続いて、『悪魔の手毬唄』のレビューです。

Iターン,Uターンを考えている人は『八つ墓村』を観よ!(1072本目)

『八つ墓村』と『悪魔の手毬唄』は構成が良く似てますね。

田舎の因習、ドロドロした人間関係、暗い歴史や伝説と結びついた犯罪・・・

『八つ墓村』では、都会に住む青年が田舎に戻って犯罪に出会うという、都会と田舎との狭間が描かれていていましたが、『悪魔の手毬唄』では、金田一耕助以外の主だった登場人物は大半が地元住民です。
家同士の対立、家族の中での人間関係の醜い絡み合い。
時代が下るにつれて、日本社会が都市化して行った理由が良く分かります。
故郷とか地方とか、美化されて語れることが多いけど、実際は都会の方がマトモで生きやすいですねえ。

人間関係が複雑なので、これから観る人は最初から集中してみましょう。
基本的な人間関係は予習しておいた方が良いかもしれません。

市川崑監督は野村芳太郎監督と比べると、殺人シーンに独特の美意識があるというか・・・そう言う感じですね。
殺人シーン観ていて思うのは、市川崑ってSMマニアじゃなかろうかと・・・。
まあ、勝手な推測ですが。

あと、金田一耕助役は、やっぱり石坂浩二だと思います。

さて、本作はミステリーなだけでなく、ヒューマンドラマとしても良くできていますね。
動機はちょっとどうかな、と思うところはあれど、犯罪者に同情できる部分もあります。
それが故に、ラストシーンが良いんですよね。

横溝正史の作品は、おどろおどろしくてホラー的なんですが、全体としては理知的にできているんですよね。
犯罪は起こっても、必ず動機があるし、最後にはきっちり辻褄が合ってきています。
カルト的な映画に見えつつも大衆的な支持を集めているのはその辺にありそうです。

余談ながら、横溝映画に出てくる女優さんってどこかエロいですよねえ。
あからさまではなくても、そこはかとなくエロさが漂います。


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