録画していた『サマータイムマシン・ブルース』観賞。

名前くらいは知っていましたが、これまでノーマークでした。
観てみたら・・・

いやー、脱帽でしたよ。
面白い!

最初はB級臭がプンプンで、「大学の映画サークルの自主製作映画か?」と思わせられるほどチープなんですが、脚本がとても良くできていて、途中から目を離せなくなります。
そもそも、本作品は、同志社大学のサークルから発している、劇団ヨーロッパ企画の舞台劇の映画化なんですよね。
セリフや演技が舞台劇っぽいはずです。

しかし、脚本の上田誠恐るべしです。
凡人には、こういう物語はとても書けませんよ。
日本の演劇って、ブロードウェーのリメイクで商売している劇団四季は置いておいて、商業ベースで成立するのはNODA MAPとかキャラメルボックスとか劇団新感線とか、数少ないと思うのですが、演劇サークルから出世して映画化されたりするのって、さすがですねえ。

さて、本作はジャンルとしてはSFなのか、青春映画なのか良く分からないのですが、SFにしては映像がチープすぎるし、青春映画にしては胸がキュンとくる要素が少ない(ないわけではないけど)。
あえて言えば、コメディでしょうかね。

大学の「SF研究会」の部員達のもとに突然タイムマシーンが現れ、彼らが過去(と言っても主に昨日なんですが)にタイムスリップしてドタバタ騒動を起こす・・・というストーリなんですが・・・

前半では、学芸会的な意味があるのかないのか分からないようなストーリー展開があります。
ここはしっかり見ておくべきです。
後で、ちゃんと伏線として回収されていくので。

タイムマシンの存在によって未来が変わってしまうかもしれないという恐れから、それを阻止するために部員たちが行動します。

『バックトゥザフューチャー』の影響を受けているようですが、『バックトゥザフューチャー』は未来を変えてしまいます(最終的にはポジティブな方向に)が、本作は未来を変えないよう、変えないようにとみんな行動して、結局変わらないんですよね。
この辺が、日米の世界観を反映しているようで面白いです。
でも、アメリカ人って予定調和説って信じないのかなあ・・・

最終的には、伏線の謎は全て回収されて腑に落ちるのですが、未来に対しては予測できない謎を残して終わります。
この辺も上手いなあ・・・と思いましたね。

素晴らしい映画ではあるけど、チープすぎて海外では受けないかなあ・・・と思いました。
アニメでリメイクすれば、大ヒットするんじゃないかと思います。
もちろん、本作のB級臭プンプンなのに名作に仕上げている落差は大好きですけどね。

当時(2005年)はあまりメジャーでなかった面々かもしれないですが、瑛太、上野樹里、佐々木蔵之助、真木よう子と、俳優陣もそうそうなんですよねぇ。

いやー、映画って本当にいいもんですね~
それでは次週をご期待ください。
サヨナラ サヨナラ サヨナラ ♪


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