BSプレミアムで『ニックオブタイム』観賞。

ジョニー・デップ、クリストファー・ウォーケンと、俳優陣はなかなか素晴らしく、スリリングな雰囲気を醸し出しています。
1時間半の映画で、実時間と映画で流れる時間が同じという設定もなかなかで、これをダメな作り手がやると、ダレたり、上手く収束できなかったりするんですが、そういうことは全然なかったですね。

ただ、設定にムリがありすぎました。

Wikipediaからあらすじを引用します。

娘リンと共にロサンゼルス郊外のユニオン駅に着いた会計士のジーン・ワトソン(ジョニー・デップ)は突然、警官を装った不審な男女に娘を人質にとられ、カリフォルニア州知事候補(現知事)のエレノア・グラント暗殺を強要される。
「90分以内に暗殺しないと娘の命はない。」と謎の男・スミス(クリストファー・ウォーケン)に脅迫され、終始監視されている中、ジーンは知恵を絞り、あの手この手で警備や関係者に助けを求めるも、知事の警備陣にも暗殺グループが潜り込んでいることが分かり愕然とする。やむなくジーンは、味方は暗殺される知事自身だけだと考え、協力を仰ぐため知事の部屋に侵入し、協力を依頼する。時は刻一刻と迫り、ジーンは暗殺を遂行しようとするが、そこには追い詰められながらもジーンが持つ物怖じしない機転と周到に張り巡らした伏線に知事暗殺を企む謎の男・スミス達が徐々に追い詰められてゆく・・・。

** 以下、ネタバレあり **

娘の命を救うために暗殺に加担するのか?
あるいは、暗殺には加担せずに自力で娘を救い出すのか?
限られた時間の中で、主人公は葛藤しながら行動していきます。
ストーリー展開に緊張感があって目が離せません。

僕が勝手に「時限爆弾スキーム」と呼んでいるのですが、あらかじめタイムリミットが設定されていて、それまでに問題を解決しないと大変なことが起きる。
例えば、愛する人が殺されたり、大量殺戮が起きたり・・・
これって、下手に使うと陳腐化するんですが、映画に緊張感を生み出せるんですよね。
大抵、ギリギリの瞬間に全て解決するのですが・・・
最近でも、『バットマン(ダークナイト)』とか『ミッションインポッシブル』とかでも性懲りもなく使われています。

それはさておき。
本作の設定には違和感ありまくりでした。

なんで赤の他人の娘を誘拐して、シロウトの父親を暗殺に加担させるの?
どうにも、不自然すぎますねえ。
不自然に見せて、実は裏があり・・・という展開になるのかな?
とも思いましたけど、そういう展開にはなりません。

暗殺が成功しても、娘の誘拐が発覚したら結局犯人はばれるだろう!と思います。
これだけ、多くの関係者が加担してるんだから、他に証拠を残さずに殺すやり方はいくらでもあるんじゃないかと思います。
知事の夫さえ加担してるんですよ!!
もっと洗練された殺し方があるでしょうに。

1995年の作品ですが、いまこういう作品が出てきたら、僕だけでなく「設定が不自然すぎる」という人は多いんじゃないかと思います。

僕が知らないだけかもしれませんが、こういうプロットの妙で魅せる映画って、いまでこそ主流になっていますが、当時はあまりなかったような気がします。
だから、まだ作り方が洗練されていないのかもしれません。

ハリウッド映画だけでなく、日本映画も含めて、最近のミステリー、サスペンス系の映画って不自然さを感じさせないように良く練れていると思います。
そう考えると、このジャンルの映画は近年進化を遂げたってことなんでしょうね。

いやー、映画って本当にいいもんですね~
それでは次週をご期待ください。
サヨナラ サヨナラ サヨナラ ♪


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