BSプレミアムでやっていた『戦略大作戦』。
平日の放映だったので、録画で観ました。

それにしても、この日本語タイトルは何とかならないものか?

1970年公開のアメリカ映画で、クリントイーストウッドやドナルドサザーランドなど、俳優陣も豪華。

第二次世界大戦末期に、ならず者のアメリカ兵がドイツ兵の捕虜から金塊のありかを聞き出して、敵地に乗り込んで金塊を奪う。

というお話。

戦争アクションコメディということですが、日本では成り立たないジャンルですね。
第二次世界大戦以降、日本は「戦争は絶対悪」ということになっているので、映画でも、戦争をコメディ化すると不謹慎だ!と炎上します。
しかし、アメリカでは『M☆A☆S☆H(マッシュ)』しかりですが、戦争コメディというジャンルが成り立つんですよね。

アメリカ人は、日本人と違って、戦争は必ずしも悪いものとは考えてないようなんですよね。
ただし、「良い戦争」と「悪い戦争」がある。
良い戦争では、「敵(=悪人)を殺しまくってもよい」ということらしいです。
第二次世界大戦は、そういう戦争なんですね。
だから、広島、長崎に原爆落としたこともいまだに謝罪していない。

それはさておきなんですが、金塊を奪うために、アメリカ兵がドイツ軍をバンバン殺したり、家々を戦車で襲撃したりしてます。
エンターテインメント映画としてはまあ面白いんですが、「ちょっとやりすぎじゃない?」と思います。

「戦争なんだから、敵を殺すのはやむを得ない」という主張はありかもしれませんが・・・
でも、主人公たちは金塊を奪うため、つまり自分の私利私欲のために戦っているわけです。

本作が公開された1970年は、ニクソン政権下、ベトナム戦争真っ盛り。
ベトナムだけでなく、カンボジアやラオスまで戦線拡大してアメリカ軍が欄簿狼藉を働いていた頃です。

1970年代後半からは、アメリカ社会も疲弊していて、反戦的な映画も作られ始めます。
アメリカンニューシネマの時代がくるのですね。

そう考えると、『戦略大作戦』は楽観的な戦争映画として、最後の打ち上げ花火だったのかも・・・と思います。

いやー、映画って本当にいいもんですね~
それでは次週をご期待ください。
サヨナラ サヨナラ サヨナラ ♪


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