火曜日恒例の『男はつらいよ』シリーズのレビュー。

本日の放映は『男はつらいよ 浪速の恋の寅次郎』。

マドンナ役が美しい人だなあ・・・と思っていたら、松坂慶子でした。
本当にこのシリーズは、往年の有名女優がこぞって出演されてますねえ。
さすがは国民的シリーズ映画。

さて、実は本作もかなり前に観てました。
テレビの再放送だったと思いますが。
あまり観ていたという実感はないのですが、実際は結構観てました(笑)。
さすがは国民的な映画です(!?)。

このシリーズは日本映画のど真ん中を歩いてきたんでしょうが、それだけに実にベタですねえ。
本作は特にベタな感じでした。
感情表現が分かり易過ぎるし、この辺になるとストーリー展開も既視感に満ちてます。

小津安二郎とか是枝浩和の作品を観ていて思うのですが、登場人物は悲しいときに泣かなかったり、嬉しいときに笑わらなかったりする。
感情と表情は必ずしも一致しません。
人間ってそういうものだと思うのですが、『男はつらいよ』というのはかなり順目なんですよね。
逆に、誰が見ても分かるわけですが。

現代から見ると、どうしても感情表現が過剰に思えたり、わざとらしさを感じたりもしてしまいます。
逆に、そこがノスタルジーを喚起するところでもありますが。

一方で、この王道のシリーズの中で、いかにお客さんを裏切らずに、作品に変化を付けていくのか?
そんな視点から続けて見ていると、いろいろな工夫がなされていることに気づかされます。
ベタベタの作品でも、完全にワンパターン化してくると、いずれ飽きられるんでしょうね。

そういう言えば、今回のロケ地の大阪ミナミって、意外なほどに街並みが変わってないですねえ。
都会なのにちょっと不思議なエリアですね。

今回から、満男役が吉岡秀隆に変わっています。
子供なので同一人物だと気付かなかったなあ。

役者の成長を親のように見守っていくも、こういうシリーズの隠れた魅力かもしれませんね。
その点では、宝塚や歌舞伎と似たところがあるかも。

いやー、映画って本当にいいもんですね~
それでは次週をご期待ください。
サヨナラ サヨナラ サヨナラ ♪

過去のレビューはこちら。

ノマドの先駆者を描いた(?)『男はつらいよ』(1019本目)

『男はつらいよ 奮闘編』はありそうでありえない理想郷を描いた映画(1021本目)

『男はつらいよ 柴又慕情』は時代を感じさせる人情映画(1022本目)

『男はつらいよ 寅次郎相合い傘 』はシリーズ最高傑作?(1024本目)

シリーズの名作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』のレビューと裏ネタ(1028本目)

『男はつらいよ 噂の寅次郎』は特筆すべきところはないけど・・・(1031本目)

『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』はたしかにシリーズの傑作(1032本目)


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