昨日BSでやっていた『母べえ』のレビューです。

山田洋次のことは、特に好きではないですし、さほど高く評価もしていないのですが、最近山田洋次作品を観ることが多いです。
日本映画の王道というか、主流を担っている人ではあるので、色々な意味で勉強になります。

『小さいおうち』を観たときは、「おっ!」と思いました。

「いかにも山田洋次」的な作風から脱して、広がりを感じさせてくれたからです。

レビューは下記に書いた通りです。
『小さいおうち』は日本版『日の名残り』だと思った(1010本目)

『母べえ』は丁寧に作られた良い映画だと思います。

でも、山田洋次的で王道的すぎて、裏切られることはない一方で、驚きもない作品だったと思います。

治安維持法違反の思想犯として投獄された父を支えた母親の姿を娘の眼から描く・・・という作品。
僕の中の戦中のイメージが、作りこまれた映像で示されている感じでした。

戦争映画を観ていて思うのですが、大半は抑圧される側の視点から描かれるのですが、もっと別の視点から描くことも必要じゃないかと思います。
いま、本や映画で触れる限り、戦争に反対していた人が、かなり多数いるように思えてしまいます。
戦争に同調していた人や戦争を推進していた人の声がなかなか聞こえてきませんし、姿も見せません。
そういった人の視点からの作品も作られて欲しいと思います。
(ヒットしづらいかもしれませんが)


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