8月に入りました。
毎月1日は映画サービスデーです。

仕事が早く終わったので、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』を観てきました。

『シンゴジラ』が気になってたのですが、こちらは招待券を入手しているので、映画サービスデーに使うのはもったいないので後回しです(笑)。

本作品を選んだのは、口コミサイトでの評判がすごく高かったからです。

アメリカは自由と平等の国だ!

と、アメリカに占領されて洗脳された(?)日本人は思いがちですけど、アメリカという国は、ひどいこともたくさんやってるんですよね。

共産党員を公職から追放する「赤狩り(レッド・パージ)」もそのひとつだったりします。
いまからすると、「共産党員だから」という理由だけで弾圧するのはおかしいと思うのですが、当時の共産党の脅威というのは凄かったんですよね。

ハリウッドの赤狩りについては少しは知っていました。
敬愛していたエリア・カザンが仲間を売っていたことを知った時はショックと失望を禁じ得なかったわけですが・・・

さて、この映画は共産党員として映画界を追放されたダルトン・トランボという脚本家が主人公です。
この人の名前は知らなかったですが、トランボが脚本を担当した『ローマの休日』『ジョニーは戦場へ行った』『パピヨン』は観てました。
すごい脚本家だったんですねえ。

それはさておき、このトランボが追放されて、偽名で書いた脚本がアカデミー賞を受賞したりする。
ハリウッドで赤狩りの先鋒に立っているのが、ロナルドレーガンやジョンウェインだったりする。
一方で、カーク・ダグラスが干されていたトランボに脚本を依頼して、実名で復活するきっかけを作ったりする。
カークダグラスと言えば、「マイケルダグラスの父親」くらいのイメージしかなかったんですが、自分の意思を持ってそれを貫く力を持っていた人だったんですね。
操り人形のようなタレントとは一線を画す存在ですね。

そいうことも分かり、ハリウッド映画史の勉強にもなる作品でした。
地味で淡々とした映画なので、退屈だと思う人もいるかもしれませんが。

一方で、トランボの思想については深入りしていないので、なぜトランボが信念を曲げないのか?
というのが伝わりにくかったですね。
いろいろと政治的な配慮があったのかなあ・・・と思います。

本作、アカデミー主演男優賞にノミネートされていますが、作品賞はじめその他の部門にはノミネートされていません。
これも何か大人の事情があったんだろうか?
とつい邪推してしまいます。

でも、こういう作品がつくられて公開されるということ自体が、アメリカ社会が変わったということなんでしょうね。
まあ、もはや共産主義の脅威なんて過去の遺物でしかないので、この映画がつくられても何の不思議もないですが。

日本人からすると、この映画の世界は遠いですが、映画好きは観て損はないですよ!


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