週末、DVDで『永遠と一日』を観ました。

ギリシア出身のテオ・アンゲロプロス監督の1989年の作品で、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しています。

ヨーロッパ映画は芸術性の高いものが多いですが、本作もそうです。
普通のシーンでも芸術的な感性が光っていて、1シーン1シーンが丁寧に撮られている作品でした。

不治の病に侵された老作家アレクサンドレの、入院を前日に控えた一日が描かれます。
アルバニア人の亡命少年との交流が太い軸となっているのですが、物語の線はそれだけではない。
雰囲気だけを味わっても満足できる作品ですが、現在と過去、虚構と現実交錯しながら物語が進行していき、ちゃんと意味を読み解いていこうとすると、これがなかなか難しい。

最後の方で、アレクサンドレが死んだ妻アンナと再会し、「明日の長さは?」と聞く。
アンナは「永遠と一日」と答える。

このタイトルが、本作の意味を解釈する上でのヒントになると思います。
たった1日の中にも、過去があり、現在があり、未来がある。
その意味では、永遠であるともいえるし、一日であるともいえる。

そういうわけで、明日の長さは「永遠と一日」なのかな・・・みたいなことを思いました。

これ以上のことは、もう一回くらい観ないと、真意が取れないと思います。
あるいは、何回見ても分からないかもしれない。

この映作品の中にも、永遠があり、そして1日があるんですね・・・


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