DVDで『マンハッタン』を観ました。

ウディアレンの1979年の作品。

モノクロでクラシック感が漂う映画です。
初見だと思い込んでいましたが、見覚えのあるシーンがいくつかありました。
たぶん、未成年の頃に観たんだと思いますが、その時はこの作品のことを理解できなかったんでしょうね。
だから、覚えてない。

冒頭で、ラプソディーインブルーをBGMに、マンハッタンの街並みが映し出される。
このシーンだけで、「良い映画に違いない」と思われます。

ストーリーは、アレン演じる中年男のシナリオライターの恋愛譚。
離婚歴があり、17歳の少女と付き合っている。
でも、途中で別の女性が好きになって、乗り換えたりしている。

ストーリだけ切り出すと、「ダメな男だ」「モラルがない」と責めたくなります。
まさに、「ゲスの極み」の先駆者です。

なぜか、ウディアレンが撮ると、センスが良くてエロくも下品にもならないから不思議です。

『ひとひらの雪』という渡辺淳一原作の日本映画があります。

この映画は湿度が高くて、エロいんですよねえ。
日本人が撮ると、どうしてもこうなるんでしょうねえ。

日本には、ウディアレンに比肩できるような監督はいないと思います。

アメリカにもいないとは思いますけど、改めてアメリカのラブコメや、NYを舞台にするコメディ映画は、ウディアレンの影響をかなり受けてるんじゃないかと思いました。

例えば、『フランシス・ハ』

映像やストーリーの展開が『マンハッタン』の影響をかなり受けているんじゃないかと思います。

ハリウッド映画的な莫大なお金を費やして大ヒットを狙うのではなく、お金を掛けずにセンスの良さで確実に当てていくというやり方がちゃんとアメリカという国で成り立っている。
それだけで、ウディアレンという存在はやはりすごいと思うんですよね。

リタイアしたら、未見のウディアレンの主要な作品を一通り見尽くしたいと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください